登録情報
|
この商品にタグをつける(詳細)タグは、商品との関連性が非常に強いキーワードまたはラベルのようなものです。
タグにより、すべてのお客様がお気に入りの商品の整理と確認を行うことができます。 ※タグは初期設定で公開になっています。詳しくはこちら |
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
いつか誰かが,
By
レビュー対象商品: サラリーマン漫画の戦後史 (新書y) (新書)
著者が本書で戦後サラリーマン小説(および漫画)群を貫くキーワードの一つに挙げているのが、著者の造語「源氏の血」。「会社家族主義」や「サラリーマン人柄第一主義」を謳った源氏鶏太の小説を源流とする創作上の志向を指し、特にバブル崩壊の90年代までは、この「源氏の血」が4コマ漫画やサラリーマン映画において基調低音のように描出されている、という分析である。本書はそんなふうに、自らも現役の(ビジネスマンではなく)サラリーマンであるという著者が、これまでに共感をもって読み込んできたサラリーマン漫画群の変遷・変質・変貌ぶりを具体的、そして時系列にしたがって紹介・解析しようと試みた漫画評論。評者はここで紹介されている漫画群の半分ほどしか原作群を知らず、そのためもあって読後感は至って新鮮で、話題の漫画群をそこはかとなく「追体験」できたようにも思う。たぶんいつか誰かによって書かれるべきテーマだったともいえ、「二足のわらじ」というには立派にプロチックな著者の筆力にも十分に納得させられた。まとまりが良過ぎて、ほんの時折、予定調和的な気配が瞥見されるのが、わずかに減点といえば減点か。
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
おもしろい!,
By
レビュー対象商品: サラリーマン漫画の戦後史 (新書y) (新書)
もともと、漫画も好きで紹介されていた作品も何点かは読んだことがあったのですが、知らなかった作品などもありとても興味が湧きました!特に子供の頃テレビで観てた【オバQ】なんかはそんな深い物語だったんだぁと思い、改めて読んでみたいと思いました。わたしはバブル経済の後の氷河期世代なのでとても勉強になりました!
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
その時代のマンガに自己投影して読める、読者一人一人にとっての「自分史」,
By
レビュー対象商品: サラリーマン漫画の戦後史 (新書y) (新書)
面白い。実に面白い本である。「自分史」のなかで一度でもサラリーマン(・・ここでは女子も含めておこう)をやった経験がある人なら、それぞれの時代に読んだマンガをつうじて、世代を問わずに自己投影しながら楽しめる本だ。だからいろんな読み方があっていい本だろう。個人的な話だが、私にかんしていえば、まさにバブル経済が始まったときにサラリーマン(・・当時の自意識としてはビジネスマン)としてキャリアを開始した人間なので、本書に取り上げられている『なぜか笑介』、『気まぐれコンセプト』、『ツルモク独身寮』、『妻をめとらば』などなど、週刊コミック誌で愛読したマンガが懐かしい。 私の世代の人間が、先行する世代のサラリーマン像には愛憎相半ばするイメージをもっていたことは確かだ。これが、本書で展開されるサラリーマン・マンガの原型を用意した、「(サラリーマン小説家の)源氏鶏太が高度成長期に確立させた、この「サラリーマン・ファンタジー」(著者の表現)である。 もちろん、私の下の世代は、私の世代も含めて、先行する世代について異なる感想をもっているのは当然だろう。 バブル期に全面展開された『課長島耕作』の世界が、まさに「源氏鶏太的世界」の変奏曲であるとすれば、バブル期の前の高度成長期はまさにサラリーマンが最大公約数であった「源氏鶏太的世界」そのもの、そしてバブル崩壊以降はサラリーマンとしての生き方も崩壊していった「ポスト源氏鶏太世界」は仕事本位の世界。 読者が全盛期を高度成長期に過ごした人であれ、バブル期に過ごした人であれ、その後の長いデフレ時代をサラリーマン受難の時代として過ごしている人であれ、働くということが人生の重要な位置を占めている以上、それぞれの時代に、その時代の空気を反映しているマンガに自己投影するのは、不思議でもなんでもない。 もちろん、このマンガが取り上げられていない(!)という不満はあって当然だろう。私も個人的には、『ナニワ金融道』、『鉄人ガンマ』を取り上げてもらいたかったところだが、こういった作品は自分のアタマののなかで展開すべき応用問題としておけばよいだろう。読者それぞれに、こういった作品群があるはずだ。 「サラリーマン」の生成と発展そして崩壊をマンガをとおして見た日本戦後史。実によくまとまった好著である。多くの人に薦めたい。
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
最近のカスタマーレビュー |
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|