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ここにも書かれてあるように、問題の本質をとらえられず、既成概念や常識にとらわれて、的はずれなことをしている例は枚挙にいとまがない。さらにこの本によると、日本人の弱点は論理的思考力の欠如にあるとし、その一つの事例として日本人が仮説型思考が苦手であると述べている。例えば、ある仮説を立てて「AはBである」と発言する。その後、実は「AはCである!!」ということが判明したら、日本人は「お前は最初B
と言ったじゃないか」と怒るのだそうだ。大前研一さんは、「仮説は仮説、間違ったっていいじゃないか」と述べているが、この言葉の意味するところは根が深いと考える。私が知る限り日本人通しの非生産的な「言い争い」のほとんどの原因は、ここにあるからだ。
昔と今とで、言っていることが違っていることを恥ずかしく思う人がいるかもしれない。何を隠そう私もその一人である。しかし、我々は神様ではないし、分かっているなら本来議論の必要などないはずだ。大前研一さんによれば、日本語はIF-仮定法が文法になく、逆に論理的思考のしっかりした国の言葉には仮定法という文法が必ずあるそうだ。If-仮定法とは「仮説思考プロセス」に他ならない。
もちろん読んだだけでは何も変わらないが、会社人生を変えたい人に勇気を与える威力は十分にある。会社から自分の人生を取り戻したい、自分自身の人生設計をしたい方にお勧めの明快な道しるべだ。
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