競馬ファンのなかにはデータ予想を毛嫌いする人もいる。実際、「データは必ず覆されていくものなのに、過去の結果に捕らわれては馬券は取れない」という意見を何度も耳にした。だが、本書に限っては、そうした批判は当たらない。ひとつひとつのデータは「単なる傾向の羅列に終わらず、サラブレッドはどういう生き物であるか」考え抜いた末、提示されたものだからだ。それがデータに秘められたアルゴリズムであり、これまでヴェールに包まれてきた思想が惜しみなく公開されているのが「サラブレッド穴ゴリズム」だ。本書では思想に裏付けられた30余りの必中法が、具体的なデータやレースとともに解説されている。斤量、仮柵、血統、馬体重…、その視点は様々。予想の思考法に変更を迫るものも少なくない。データ派にもアンチデータ派にも読んでほしい。