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最も参考になったカスタマーレビュー
20 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
意外に古典的で保守的な歌集。美しい日本語を堪能して。,
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レビュー対象商品: サラダ記念日―俵万智歌集 (ハードカバー)
現代語を用いていることや「カンチューハイの歌」などが収録されていたこともあって発刊当時は革新的歌集のように言われていた。しかし、それは正しくない。本書はとても古典的な歌集なのである。俵万智の短歌はほぼすべて五七五七七という規則に従う。別の本で著者自身が語っているように、1980年代の現代歌は破調に対して寛容すぎであり、センセーショナルな単語のパワーに頼りすぎるきらいがあった。「使っている言葉は現代語だが、形式やコンセプトは厳格なまでに古典的でありたい。」という、著者の理想のもとで作られた短歌を集めた本書は、当時の歌壇に対する強烈なアンチテーゼでもある。 したがって、軽やかで現代的なことばつかいとは裏腹に、音韻の使い方や言葉遊びには万葉集の影響が見られる。タイトルにもなった「サラダ記念日」の歌がそうである(サ行の繰り返しによる野菜の歯ざわりの表現が絶妙)。また、歌われる内容は四季折々の風景や人間の心情といった身近なものであり、全部を描写せず読者に想像の余地を残すなど表現バランスもすぐれている。そして、言葉の選択に対するセンスの鋭さは特筆ものである。一見したところキッチュでポップな表面にカモフラージュされているが、実際には「真似できるものなら真似してごらん」とでも言っているような強烈な自信、自意識なども封じ込められており、強くしたたかな女性像を感じさせてもくれる。 本書が世に出て以降、現代語を使う歌人が続々とあらわれたが、このレベルに到達した人はいないのではないか。本書に記された文字だけを読んでも十分楽しめるが、じっくり読み込むといろいろなものが見えてくる歌集である。
7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
他愛ない日常を抱きしめた歌,
By yuzu-hiro "yuzu" (近畿) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: サラダ記念日―俵万智歌集 (ハードカバー)
騙されてはいけない一見軽い響きのするこの歌は、実は誰にでも詠めるようなものではない そう(身体的理解を伴って)悟ったのはごく最近のこと。 初めて読んだ時の感想は 「あぁここに、他でもないここに、一人の女性が生きているのだな」という感嘆にもにた実感でした。 祖父が詠むので時々やったりはしていたのですが、やはり彼女は不世出の歌人だと最近本当に実感しています。 確か他のレビューにもありました、その軽さには自負や一種の挑戦的眼差しがあったのかもしれません。 歌集に触れないひとは、歌集に登場する歌の多さに驚くかもしれませんね 肩肘はらず、(歌同士の関連もあるようですが)読みたいように自由に読めば、楽しめるのではないでしょうか。 2回目、3回目…と、折に触れてふと開き読むと、以前は響かなかった歌に心奪われたり、以前は判然としなかった歌が急に腑に落ちてきたりする、不思議で素敵な歌集ですよ◎
13 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
キッチュな作品。,
By kでら "Mへい" (東京都北区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: サラダ記念日―俵万智歌集 (ハードカバー)
言葉が綺麗です。日本語っていいなぁ。ひらがなのやわらかさ、カタカナの現代感。 詩集ですが、物語風になっていて、本の世界に入り込みやすいです。表現がライトなので、文芸作品にありがちな硬さ・重厚感といったものが、大変いい形で感じることなく最後まで読みきれます。 恋愛だけでなく、家族・生活・故郷についても詠んでいますが、その場その場の情景を三十一文が映し出すのは絶品です。
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5つ星のうち 2.0
言葉は進化していくモノである
たしかこのようなコトを俵さんはどこかで書いていたか、しゃべっていたと思います。... 続きを読む
投稿日: 2006/3/6 投稿者: babara
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