内容紹介
戦争犠牲者の鎮魂のために、狙撃を恐れず
22日間、街路で演奏を続けたチェロ奏者がいた。
包囲された街に流れる<アルビノーニのアダージョ>・・・・・・人はどこまで人として生きられるのか?
実話をもとに、極限状態の暮らしを強いられる市民の揺れ動く心と希望の芽生えを活写し、世界で絶賛を浴びた感動の小説。
迫撃砲弾がパンを買うために並んだ友人や隣人を直撃した時刻からちょうど24時間が経過した午後4時に、
彼は身をかがめて弓をひろう。そしてチェロとスツールを持って狭い階段から人気のない通りへ出る。
周辺で戦闘が行われているにもかかわらず、彼は迫撃砲弾によってできた小さな穴にスツールを置き、
それに腰をかけるだろう。そして、<アルビノーニのアダージョ>を演奏するはずだ。
それは犠牲者一人につき一回、つごう22日間、毎日、続けられる・・・・・
[本文より]
セルビア人勢力の攻囲下にあったサラエボ。戦争犠牲者の鎮魂のために、ひとりチェリストが銃弾も恐れず、
22日間街路で<アルビノーニのアダージョ>の演奏を続けていた。無差別攻撃の恐怖に怯え、水や食料の欠乏に苦しむ
生活を強いられる市民の耳に届いたチェロの音色は、はたして彼らに何をもたらしたのか?
実話をもとに、極限状態におかれた人々の揺れ動く心を描きながら、「人はどこまで人として生きられるか?」
「人はどれだけ美しく、誇り高く生きられるか?」というという問いを真摯に追求し、世界各国で絶賛を浴びた感動作。
心を惹きつけて話さないこの小説は時代と場所を超越している。これはあらゆる人々に通じる物語であり、
想像を絶する恐怖の中で人の生きる意味や品性、人間性を見いだそうとする苦闘の証言である。
(カーレド・ホッセイニ)
内容(「BOOK」データベースより)
セルビア人勢力の攻囲下にあったサラエボ。戦争犠牲者の鎮魂のために、ひとりのチェリストが統弾も恐れず、二二日間街路で“アルビノーニのアダージョ”の演奏を続けていた。無差別攻撃の恐怖に怯え、水や食料の欠乏に苦しむ生活を強いられる市民の耳に届いたチェロの音色は、はたして彼らに何をもたらしたのか?実話をもとに、極限状態におかれた人々の揺れ動く心を描きながら、「人はどこまで人として生きられるか?」「人はどれだけ美しく、誇り高く生きられるか?」という問いを真摯に追求し、世界各国で絶賛を浴びた感動作。