五代目小さん師匠の七回忌にピッタリと照準を合わせた好企画。
巻頭対談での桂小金治師匠の思い出話が泣かせる。矢野誠一氏の芸評もニン。
家族のこと、2・26事件のことなどもしっかりスペースを割いた上で、
小三治師匠を含む弟子達が思い出を語る。構成に無駄・ムラがない。
「続々」まで続いた落語シリーズ。落語ブームなどと言われているが、
かつて存在した落語の専門誌が一つ消え二つ消えして、「東京かわら版」と
「笑芸人」くらいしかない今日。小学館さんは落語会もしっかり運営されて
いることだし、ここまでくれば新たな落語専門誌の発行までを期待するのは
私だけではないでしょう。期待を込めて5です。