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サヨナラ、学校化社会
 
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サヨナラ、学校化社会 [単行本]

上野 千鶴子
5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (31件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

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   本書は、義務教育から大学院まで24年間の学生生活を送り、その後、教育者として弱小私学を経て東大大学院で教鞭(きょうべん)をとっている上野千鶴子氏の「脱学校化社会論」である。

   上野氏はまず、天下の東大生を俎上(そじょう)にのせる。東大に“とらばーゆ”し、東大生に接して驚いたのは、彼らがおそろしく素直だったことだという。権威主義を内面化し、評価づけられること、失敗することを怖れる東大生を目の当たりにした上野氏は、その事態を憂い、“東大生シンドローム”と名づけて教育への危機感を募らせる。

   学校はなぜ、失敗を学ぶ場となっていないのか。それは近代の学校の機能が別のところにあるからだ。学校は「偏差値一元主義」という学校的価値を再生産する場となり、その学校的価値は学校空間からあふれ出し、社会へ浸透していった。その結果、「学校化社会」が形成されたが、価値一元化の下での優勝劣敗主義は、敗者の不満とともに勝者の不安をも生んだ。勝ち組みにも大きなストレスをもたらす学校化社会は、“だれも幸せにしないシステムだ”と上野氏は言い切る。

   では、そんな社会を打ち破るにはどうすればいいのか――。“偏差値の呪縛から自分を解放し、自分が気持ちいいと思えることを求め、現在をせいいっぱい楽しく生きることだ”というのが、上野氏のメッセージである。随所に仕掛けられた上野流挑発を存分に味わえる1冊。(清水英孝)

出版社/著者からの内容紹介

★「こんな不況でよかったね。
 親や先生は将来のためにがんばりなさいと言うけれど、
 そんな生き方はみんなカラ手形になりました」
★義務教育から大学院、2年間のオーバードクターを含む24年の学生生活。
 そして偏差値四流校から東大までの教師生活。
 学校教育の受益者にして被害者という上野千鶴子が直言!
★評価に怯える優等生シンドロームの東大生、
 子育てに追い込まれた「音羽の母」。
 学校的価値に覆われた息苦しい社会をどう超えるか。
★学校はけっして人生のすべてじゃない。
 こちらがダメならあちらがある、会社がつぶれても私は生きられる……
 多元的な価値を見いだし、生き抜く「知恵」をつけよう。
 これは希望のメッセージです。

登録情報

  • 単行本: 197ページ
  • 出版社: 太郎次郎社 (2002/04)
  • ISBN-10: 4811806662
  • ISBN-13: 978-4811806662
  • 発売日: 2002/04
  • 商品の寸法: 18.6 x 13 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (31件のカスタマーレビュー)
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31 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By w54
形式:単行本
ご存じ風を切って走るフェミニスト(古いか?)、東大教授、上野千鶴子が当事者として大学教育を批判的に語った書き下ろしのエッセイ。
彼女は東大につとめる前は、京都精華大学という4流大学(と上野さんは言うけれど本当にそうなのかな)の先生でした。京都精華大学で上野さんが出会った学生たちは、学歴競争の敗者として、自尊心をずたずたにされ続けてきていました。京都精華大学の学生はいっさい本は読まない、新聞は読まない、メディアとの接点はテレビぐらい、そして、学生達の口癖は「どうせ自分はだめだから…」。そんな学校化社会の被害者である学生達に、上野さんは自分の頭でものを考えて、たくましくしたたかに、この世の中を生きる術をみにつけさせるために腐心をするのです。その姿勢はなかなか感動的!!その後、上野さんは、天下の東京大学に移るのです。やはり東大の学生は才気あふれる…と思いきや!!上野さんが出会った東大の学生はおそろしいほど素直!オリジナリティゼロ、主体性無し、プライドだけは高く、傷つきやすく…、学歴競争の勝者である東大の学生も、やっぱり学校化社会被害者であるということに気づくのでした(と、まぁ誇張もあるのでしょうけれどね)。それでも、東大でも4流大学と同じ、自分の頭でものを考えさせるにはどうしたらよいのかを、上野さんは教育者としてやっぱり必死で取り組まざるをえないのでした。東大でのこの様子は遙洋子さんの「東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ」を読むとよく分かります。遥さんの本では、読んでていて汗が出てくるほどの上野さんのスパルタ教育が伺えます。東大の上野ゼミでは1年間のに読破する文献のページ数が1000ページ以上。ひえー。
そんな上野さんの話には共感するような、私自分が怒られているような複雑な気持ちになります。
それにしても、この本の挿絵の上野さんの絵は、そっくりですなー。
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20 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本|Amazonが確認した購入
上野先生が4流大学と言っている学校なんか、まだましですよ。大学までたどり着いた子どもは、まずまずなんです。小学校や中学校でこぼれた子ども達はたくさんいる。その子達はどうすればいいのでしょうか。
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20 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 茶柱
形式:単行本
現在の学校システムは競争の勝者も敗者も不幸にするシステムであり、そしてオリジナルなものを全く生み出そうとするシステムではないと触れられています。自分達の受けてきた教育について、うまく説明をしてくれているなあと感じました。今、学校の改革が盛んですが、それをとりまくシステムが変わらずに片手だけをつけていても、本質的には何も変わらないのでしょうね。
この本の面白いところは、その現状について考察しているだけではなくて、大学教授である自身が、いかに学校という場を変えていくかについて、体験的に行ってきた教育を語っている部分です。やはり「生」の情報は面白いです。
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最近のカスタマーレビュー
多元的社会に向けて
2002年に出版された同書名の単行本を文庫化したもの。

タイトルからもわかるように、学校的価値が社会全体に... 続きを読む
投稿日: 7か月前 投稿者: 梵太
学校に対する見方も上野さんに対する見方も変わった
... 続きを読む
投稿日: 15か月前 投稿者: Dopamine
文庫化により、益々軽快に!
... 続きを読む
投稿日: 2009/1/5 投稿者: ビン・ラーディン
教育の疑問の数々
5年ほど経過しているのにも関わらず、古く感じないのは見事な洞察力のたまものだと思います。... 続きを読む
投稿日: 2008/8/4 投稿者: keita
平たく言うと
能力が全て、ということを言葉を変えて繰り返してるだけで実に中身の無い本。
ここまで読んで時間の無駄だったと思う本は久しぶりだ。
投稿日: 2008/2/8 投稿者: 串丸
最高学府の教授というポストから言われても説得力ありません
一時期この人に教わっていた遥洋子の本(東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ... 続きを読む
投稿日: 2007/11/12 投稿者: 倒錯委員長
どこまで本音か?疑ってかかるべし!
学校とは、敗者になる事を本人に受け入れさせる機関であるという刺激的な主張が掲げられている本書。... 続きを読む
投稿日: 2007/1/4 投稿者: ゾンビマニア
読みやすい学校論、人生論
研究という活動の知的快楽性に関する記述は、自分も同感で納得できた。フリーターを自営業あるいはフリーランスと言い換える記述にも納得。基本的に上野さんと思想が近いのか... 続きを読む
投稿日: 2006/11/6 投稿者: たこたこ屋
実はコトバや理屈が通じない人の方が大多数なのかも
教育システムには恐らく、学校型のものと師弟関係型のものの二つがあるのだと思う。近代というシステムは前者だけを採用し後者を辺縁に追放したのだということがこの著書を読... 続きを読む
投稿日: 2006/11/2 投稿者: 地方の精神科医
鉄の檻のなかでは、致し方ないのかも。
先ず、こういう本に啓発される人は、事前の勉強が足りないのだ。

学部の学生なら始めての講義で紹介された課題図書を、門外の人ならば... 続きを読む
投稿日: 2006/1/28 投稿者: ss
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