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サムライ零戦記者―カメラが捉えた零戦隊秘話 (光人社NF文庫)
 
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サムライ零戦記者―カメラが捉えた零戦隊秘話 (光人社NF文庫) [文庫]

吉田 一
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

赤道直下のスラバヤからラバウルまで、つねに零戦と共に戦い、幾多の大空の死闘と、若きエースたちの奮戦を目撃し、カメラにとらえてきたひとりの“猛烈なるニュースカメラマン”が、万感胸に秘めて綴る零戦撃墜王物語―激烈非情、スリルとサスペンスに満ちた空戦模様を描いて感動を伝える異色の零戦隊秘話。

登録情報

  • 文庫: 361ページ
  • 出版社: 光人社 (1994/08)
  • ISBN-10: 4769820585
  • ISBN-13: 978-4769820581
  • 発売日: 1994/08
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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By panic
形式:文庫
海軍と共に暮らし、そして自らも陸攻機に同乗、敵地へ乗り込んで貴重なフィルムを国民に提供した熱血報道班員として著名な吉田一カメラマンの手記です。坂井三郎氏の「大空のサムライ」をはじめ、当時の戦闘機搭乗員や、関係者が綴った多くの著書で紹介されており、日本一有名な報道班員と言っても過言ではない。

海軍航空隊をこよなく愛し、海軍搭乗員たちからも「ピンさん、ピンさん」と親しまれていた吉田一カメラマン。彼のフィリピン、スラバヤ、ラバウルなど、長い南方戦線での報道班員生活を振り返り、戦後に手記として纏められた、貴重な記録です。

前半は、報道班員として戦地へ旅立つ場面から、台湾~ホロ島、バリ島、チモール島クーパンと南方へ進出する日本軍ともに行動し、爆撃行などにも同乗している。行く先々での出来事などが、戦後に書いたものとは思えない詳細さで書き綴られている。メモや日記は東京空襲で紛失したそうです。

彼の歯に衣着せぬ文章には、その豪放磊落な性格がよく出ていて、なんとも親近感あふれるものでした。そして報道班員と言えども死を覚悟し、仕事に望んでいたという事も知った。無論、覚悟が無ければ、防御の脆弱な爆撃機に同乗するなど無理な話であろうが、爆撃機搭乗員に劣らぬ覚悟で同乗していたとは、恥ずかしながら考えていなかった。報道班員が、そこまで危険を冒す理由が理解できなかったからです。それだけ国民に伝える重要性を感じていらっしゃったという事でしょうね。

さて後半は、ラバウルへと舞台が移ります。
敵のガタルカナル上陸の報に接し、台南空が攻撃に向かう。この日の戦いで、坂井三郎飛曹長が負傷してしまうわけですが、帰って来ない坂井機を心配して、彼もラバウル基地で待っていたのだそうだ。坂井飛曹長を零戦10機や20機にも代えられぬエースだと評していました。

さて、このあとも彼の従軍生活はまだまだ続きます。一度内地に帰還し、誰もがうらやむ安全圏への転勤を社から言い渡されますが、これを強硬に拒み、なんとまたしてもガダルカナル攻防の激しい戦いの渦中へ戻ってくるのです。海軍航空隊に惚れ込み、共に戦った吉田一さんは、まさに「サムライ零戦記者」の名に相応しい真のサムライでした・・・。

彼の愛した海軍航空隊の人々への愛情あふれる感動の一冊です。吉田さんと同じように台南航空隊、いやラバウル航空隊を愛する方には是非読んで欲しい。

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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
題名はいまいちだが、内容はじつに興味深い。
著者は航空隊付の報道班員。
チモール島に進出するあたりから、航空隊の緊張が伝わってくる。
立場上、参謀やらの表情から推察して、戦況を知る。
・・・
「まずい、少し食われたらしい」
こわばった顔や落ち着きのない眼は
「大分食われた」と言っているようだった。
・・・
顔見知りの隊員が帰ってこない日が増える。

ミッドウェー海戦後の7月にニューギニアに上陸する話や、
オーストラリアのタウンズビルに飛行艇で爆弾を
落としに行く話などが続く。

8月には米軍のガダルカナル上陸。
飛行場が完成していたら、
自分たち25航戦が進出するはずだった・・・
陸攻の援護に出た坂井飛曹長が傷ついて戻ってくる。
その坂井機の映った写真がなにげなく載っている。

八艦隊が夜襲。でも輸送船はやらず。
陸攻隊にも、輸送船をやったかと聞くが、答えなし。
翌年2月にラエ輸送の護衛駆逐艦に報道班員三人が分乗。
輸送船は全滅、駆逐艦4隻沈没。
見方援護戦闘機はたった12機だったと書いてある。

有名な戦記「大空のサムライ」や
第一次ソロモン海戦などの関連がわかりやすい。
丹羽文雄の話や、小園司令のエピソードもでてくる。
病院船の記録映画を撮っていたというのは、
今DVDで出ているあれかな、なんて思う。

著者は、第三者的でありながら、大型機で戦場にも飛ぶ。
航空機搭乗員と一種の連帯感がある。
独特の文章に仕上がっている。
おおいに参考になる良書と思う。
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By snow
形式:文庫
坂井三郎さんの大空のサムライにもご登場の吉田一さん。
戦闘員ではないので、戦争という異常な状態の中の、日常風景が読み取れます。

中でも、笹井醇一さんの、若々しさと苦悩を感じるエピソードが印象的でした。
生命力にあふれ、強い意志と高い能力を持つ人たちが、
若くして散っていったんだなと悔やまれます。

ちなみに、戦地の女性に関する記述が多めでした。
激戦地を取材したすごい人ですが、庶民的な目線で描かれています。
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