パリを舞台に、“個人商社”ホンゴー・ヨシアキと、“元フランス外人部隊大尉”ノリミズ・リンタロウが活躍する、ユーモアとアクション、美女の三拍子が揃った「紙に描かれた娯楽映画」が華麗に復活!!
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11 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
関川夏央原作とは違う味を持つ“ハードボイルド”な一冊,
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レビュー対象商品: サムライ・ノングラータ (単行本(ソフトカバー))
‘91年に発売された単行本の新装版。上下(1,2)巻が1冊にまとめられると同時にB6版からA5版となった。初出は「GORO」という懐かしいグラビア雑誌。原作は小説家の矢作俊彦。
個人的には大好きなのだが、数多い谷口作品の中で何故か触れる人が殆んどいなかった作品だったので、この新装版の発売ははとてもうれしい。しかもA5版に大型化されたので二重の喜びだ。 パリに住む怪しげな青年実業家のホンゴーヨシアキ、フランス外人部隊の退役軍人でありながらホンゴーの住むアパートの管理人としてやってきたノリミズリンタロー、そしてそのアパートに住む中国系フランス人のファションモデル虎姫。物語は、同じパリに住む大手商社マンの祝井からホンゴーが依頼される怪しげな取引によって、この3人が巻き込まれる様々な事件をコミカルに描いたものだ。 舞台がヨーロッパ、日本、中東なので当時の単行本の表紙には「インターナショナルハードボイルドコミック」とあったが、今回の版のオビには「紙に書かれた娯楽映画」と書かれている。私にはこの作品を巧く表現しているのは後者の表現の方だと感じられた。 谷口ジローの描くハードボイルドの原作といえば関川夏央である。彼の原作による作品の特長は日本的なチョット湿り気のあるユーモアなのだが、矢作俊彦の原作によるこの作品は、それとはチョット違い大陸的なカラッと乾いたユーモアがあって別の良さがある。 谷口ジローの描く絵も現在の線に近いのだが、この作品にはこの絵があっている。初期の太い線だとカラッとしたこの作品には濃すぎるような気がする。
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
いま読んでも、新しい。,
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レビュー対象商品: サムライ・ノングラータ (単行本(ソフトカバー))
自分の居場所を見失うまいとし戦う男たちと、強い女。
無国籍アクション。 おなじ谷口ジローさんのかいた『事件屋家業』が好きなら、おすすめです。 原作は矢作俊彦さん。 『気分はもう戦争』でも有名ですよね。『AKIRA』の大友と組んだ。 もちろん、質の高い作品を発表し続ける、小説家です。 直木賞をとっていないのが不思議。 個人的には、賞を選ぶ立場になられた、北方キャプテンよりおもしろいのですが。 そんなお二方の作品が、『GORO』に連載されていたとは。 もったいなくも豊かな時代だったんだなあ。
5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
作者もキャラも最高コンビ,
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レビュー対象商品: サムライ・ノングラータ (単行本(ソフトカバー))
矢作俊彦・谷口ジロー両氏のコンビが、この作品しかない、というのが不思議。
筋肉増強剤でマッチョに見せかけている元帰国子女のヨシアキと、自衛隊と外人部隊で数々の戦歴のあるノリリンなんて、ようこんなコンビ考え付くなあ。気の強いモデルの美女、フー・チーの描き方も、とてもうまい。そこに謀略や政治も絡んでくるのですが、矢作俊彦のアイディアと谷口ジローの絵が、軽妙にぐいぐい進めてしまう。 また続編も出して欲しいくらいの、軽ハードボイルドの傑作です。 (なお、以前に単行本2巻で出版されていた作品を一冊にまとめて発刊したものです。)
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