いきなり「ガタガタ言うな、黙って観やがれ」...
で、そう言い放つだけのものを見せてくれます。
いい意味で全てに突き抜けた「やりすぎ感」が満載。
まず絵(動きも背景も全て)が本当にすごい。
絵を描く人には、絵柄が好みじゃなくても、絶対見ておけと勧めたい表現力。
ここまで描ける人達がいるものなのか....。
音楽もいい!この手の音楽に縁のない私でもサントラ買ったくらい、いい。
曲数もバリエーションも非常に多く、凄くハマっています。
ムゲン、ジン、フウ、3人とも生き生きしてて、一見定型キャラのようでも奥が深い。
ジンは、残酷さと優しさ(と妙に笑えるヘタレな所)が同居した、不思議な魅力が。
ムゲンは...とにかく圧倒的な存在感。声優の中井和哉さんの持ち味が存分に発揮されてます。
(琉球生まれと言っていますが、過去話からは奄美諸島出身のイメージのようですね)
1〜2話完結式なので、話のテンポもキレもよく、
ギャグ、しっとりした話、ハードな剣術ものなど、色々な話が楽しめ、飽きさせません。
時代考証なんて無視に見えますが、
意外と根っこの所で違和感がないというか、よく研究した上でやっているという感じ。
空きっ腹で怪しげなバイトしながらの旅、ストリートファッション、大食い大会等々
江戸風俗の研究本を読んでいて実際にありますし。
「似た事ホントにあったかも」と...まあ、さすがに「そりゃないよ」って回もありましたが...
私も好きな時代物の一つとして、軽く楽しんでましたが...14話「暗夜行路 弐」が凄まじかった。
さんざん軽いノリで進めてきておいて、こんなのありですか....
「おぼくり〜ええうみ」の歌が頭から離れず、憑かれたみたいになってしまった...
アラもムラもない訳じゃないし、クセもあるけど、
どうしようもないギャグから心の闇まで描いた、欲張りすぎの濃い作品です。ぜひ一見を。