この作者の作品は、主人公の置かれた状況が面白いですね。
最近イマイチが続いていましたが、今作は火魅子伝、鋼鉄の白兎騎士団に並ぶ快作になるかもしれないシリーズだと期待しています。
個人的には、今最も続編が待ち遠しい作品の一つです。
では作品の紹介をば。
舞台はパラレルワールドの日本です。どの辺がパラレルかと言うと、徳川幕府が現代まで続いている事ですね。
そこ以外は、パソコンも携帯もスク水もありますし、至って普通です。
主人公は、ほぼ普通の高校生ながら、将軍の後継候補としての順位が上がってきたために日常生活が壊れた気の毒な男。
第一巻では日常生活が壊れるまでを描き、この第二巻では新しい生活の導入部が描かれています。
この2巻になってから登場人物がドドっと増えましたが、活躍するヒロインの影で主人公の存在感が薄くなっている感も否めません。
戦闘力もそれなりに高いはずなのですが、周りが猛者なので立ち回りで目立てませんし。
しかし設定を考えればあくまでこの作品の中心は主人公以外ではありえないので、今後の活躍に期待しています。
舞台背景は上記のとおりなのですが、まだまだ背後の陰謀や利害関係、明かされていない設定も多そうです。
考えてみると、作品の一局面だけでなく、全体として数多くの『謎』に包まれたまま進行する物語って、 舞阪作品では珍しいのではないでしょうか?
前述の2作品にしても、主人公が放り込まれた状況は明確で、そこを基点として謎が出たり消えたりしてましたから。
設定の大きさ、謎の多さ、登場人物の数などを考えると、相当な大長編になりそうですが、
この作者の九十九ある長所の一つは書くのが早い事なので、長く付き合っていこうと思います。