人の顔色を伺う事や、世間体、そういったものを窮屈に感じている人には、励みになる一冊だと思います。
物語は上司が主人公よりも安物の着物を着ている事を気にして、自分の着物を汚す事から始まります。
理不尽な世の中や、ダメな自分に対する悔しさと、それに対する努力が丁寧に描かれており、目頭が熱くなります。
扱っている内容の割に説教臭くなく、湿っぽくもないです。
ジャンプ特有の浮世離れした主人公ではなく、人間臭さを持ち合わせたまともな人間であり読みやすいです。
所詮はジャンプ漫画だと色眼鏡で見て、読まないのには惜しい作品です。
ただ、これは一話を見た時点での感想で、続く話はどうもお涙頂戴モノという印象を受けました。
一話が作者の愚直な気持ちを綴っているように感じ取れ、秀逸だっただけにその点は残念に思います。(これが☆-1の理由)
友人とワイワイと話すような内容ではないかもしれませんが、小中学生はもちろん大人でも十分に楽しめると思います。