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サムスン栄えて不幸になる韓国経済
 
 

サムスン栄えて不幸になる韓国経済 [単行本(ソフトカバー)]

三橋 貴明
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (23件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

躍進するサムスン、政財一体となった海外重工業受注、さらにはフィギアスケートやゴルフなど、スポーツの分野での躍進……。一見好調に見える韓国だが、その陰では静かなる危機が訪れており、先行きが危ぶまれている。逆に日本には、日本人が思う以上に底堅く裾野の広い経済があり、悲観的なマスコミの報道に惑わされてはいけないという。豊富なデータと緻密な分析で人気の経済評論家が、知られざる日韓の真実について鋭く解説する。

内容(「BOOK」データベースより)

現在の資本主義は、国内市場で国内企業が苛烈な競争を繰り広げる「日本型」と、寡占市場で国内企業が極端に利益水準を高める「アメリカ型」に分離してしまった。日本型とアメリカ型、はたしてどちらが本来的な資本主義だろうか。世界で唯一、日本型からアメリカ型へと強制的にモデルを転換させられた韓国経済を理解することで、資本主義経済についてあらためて理解を深められると信じている(本文より)。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 224ページ
  • 出版社: 青春出版社 (2011/3/1)
  • ISBN-10: 441303791X
  • ISBN-13: 978-4413037914
  • 発売日: 2011/3/1
  • 商品の寸法: 19 x 13.2 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (23件のカスタマーレビュー)
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222 人中、211人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 浪速のスライサー トップ500レビュアー
私は著者の作品のファンで、一連の韓国分析ものも読んでいるので、
日本のマスコミ報道は殆ど信じていないが、一般的な人の韓国への
イメージと言えば、

・サムスン・LG・ヒュンダイ・ポスコなど輸出企業が絶好調
・UAE向けの原発受注でも日本を打ち負かし、日本の脅威になっている

みたいな「そのうち韓国に抜かれるんでは?」と言うイメージだと思い
ますが、本書はそうした見方を完全に覆してくれます。

大企業だけが栄えて、実際の韓国民の生活はどうなっているのか?本書
を読むと「資本主義社会の優等生」となった韓国の実態が良く分かります。

資本主義社会の優等生になったからと言って、国民の幸福度が上がる訳
ではない事が良く分かるはずです。

実際、本書の発売と前後して韓国の投資銀行が次々と営業停止に追い込ま
れています。実際の規模が小さいため、実体経済に与える影響がそれほど
大きくないとは言え、1か月で8つの銀行が営業停止になると言う事態は、
日本に当てはめてみると極めて異常としか思えません。(もっとも、この
ニュースも日本のマスコミ報道は極めて簡単にしか報道してませんが)

新聞・TVの報道が全てではないと言う事が、本書を読むとよーく分かります!

お勧めです。
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298 人中、281人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 吉兆
以前、イギリスの新聞に「欧米の資本主義の尺度で見れば、日本経済は惨めな落第国家だ。何故なら自分達が自由に儲けられないから...」というのがあった。上手い表現と思った。ご存知の通り、欧米型資本主義とは、米英のマネー資本主義であり、所謂株主資本主義のこと。日本では「ハゲタカ」と呼ばれ、結局リーマンショック後、尻尾を巻いて消えていった。

一方、となりの韓国はどうやら完全に「ハゲタカ」に食われてしまったようだ。1997年の金融危機でIMF主導で、ハゲタカが自由に儲けられる国になり、「欧米の資本主義の尺度で見れば優等生国家になった」とのことだ。そういうわけで、「サムスン栄えて不幸になる韓国経済」とは上手い表現だ。

この本は、韓国を代表する家電企業サムスンの分析本ではない。グローバル化で成功したサムスンと、その株主達に生き血を吸われる韓国国民を例にしたグローバル経済解説書、否、資本主義とは何かを考えさせてくれる本だ。この本を読めば、いかに日本のテレビや新聞が表面の事象だけでニュースや記事を出しているかが良く分かる。

今世界はグローバル化の大きな流れの中にある。横文字なので聞こえはいいが、実際はグローバル化=賃金や所得のグローバル均衡だ。モノを作ってグローバルに生きていくことは、中国やインドのような低賃金国の相場に下方収斂すると同時に、発展途上国の賃金や所得は輸入物価が上がるのでアップしていくことになる。中東や中国で今起こっているインフレはまさにこのことだ。ウォン安でサムスンを始めとする韓国の輸出企業は利益を得ているようだが、国民は物価高で泣いている。日本で生まれて本当によかった。

最後に、三橋氏が書かれる本は、時々買って読んでいるが、この本もまたベストと言える一冊だ。
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187 人中、176人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By avalon トップ100レビュアー VINE™ メンバー
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サムソンを通じて韓国経済を述べています。

ご存じの通り、サムソンは世界を席巻している、いわゆる「グローバル」企業です。
その余りの強さに、さすがの日本の電子機器メーカーからの泣きが入って政府への陳情が絶えません。
曰く、「日本もTPPを結ぶべきだ」、「法人税が違いすぎる、法人税を下げるべきだ」等々。
また、多すぎるメーカーの数を減らして競争力を付けるべきだ。というのもあります。
日本は資源が無いために国際収支の黒字化が必要。そのためには企業の力を強くするのは良いことだ。
というのが一般的な感覚でしょう。企業からの宣伝費で賄われている民法TVも、その論調を後押し
します。

ところで、企業の目的は何かというと、究極的には企業自体を発展、存続させることです。
仮に日本の企業であったとしても、日本の雇用を守るとか、納税によって国を富ませることでは
ありません。日本でしか商売をしていない企業であれば、日本の利益と企業の利益は一致しますが、
グローバル企業の場合はそうではありません。ましてや社長や株主が外国人であった場合、特定の
国のことなど眼中に無いはずです。

幸いなことに、日本の大多数の企業は、日本の資本と日本人によって運営されており、今のところ、
企業と国、国民の利害の大部分は一致します。が、もし、これ以上グローバル化が進んで、実態が
日本の企業で無くなった場合、どうなるのでしょうか?

実は、この懸念が残念ながら現実となってしまったのが、お隣の国のグローバル企業、サムソンです。
サムソンの存在は韓国の人の誇りみたいですが、その実、韓国や韓国民のためにはさっぱりなって
いないことを豊富なデータを基に解き明かしています。中小企業診断士の面目躍如といった所。

近年日本の企業でも、外国人を社長へ迎えたり、本社の新入社員として外国人を雇ったりするという
のが流行となっています。世界で商売するためにはやむを得ないとも思いますが、実のところ、日本は
巨大な内需国で、外需に依存している韓国とは全然違った国です。日本で必要な資源代は余裕で稼げて
います。

じゃ、なぜ企業のグローバル化を進める方向に進んでいるのか?というと、そこにアメリカの意図
が見え隠れします。理由は本書を読んでもらうとして、企業の過剰なグローバル化を進めるより、
内需振興を進めるべきだ。というのが本書の結論です。
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