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サミング・アップ (岩波文庫)
 
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サミング・アップ (岩波文庫) [文庫]

モーム , W.Somerset Maugham , 行方 昭夫
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

劇作家としても小説家としても功成り名遂げた六四歳のモーム(一八七四‐一九六五)が、自分の生涯を締めくくるような気持で書き綴った回想的エッセイ集。人間、人生、文学、哲学、宗教等の多岐にわたる話題が、モーム一流の大胆率直さで語られる。

登録情報

  • 文庫: 385ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2007/2/16)
  • ISBN-10: 4003725018
  • ISBN-13: 978-4003725016
  • 発売日: 2007/2/16
  • 商品の寸法: 14.6 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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32 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
70歳近くになる叔父は、朱牟田夏雄先生に講習会か何かで『サミング・アップ』を教わったそうだ。英文解釈の面で学んだことも素晴らしかったが、エッセイの中味に目から鱗が落ちたという。16章と17章をガリ版で刷ったテキストだったらしい。朱牟田先生の弟子の訳者が、師の実現出来なかった全訳を完成したのだと知り、叔父に贈る前に読んでみたらすらすら読める訳なのに感心し、自分用にもう一冊購入した。私自身、大学で英語を教える身であるが、不必要に「実験的」な作品よりも、一見通俗的に見えてその実大人の智恵を盛ったモームの作品の方が、有益なのではないか、と思う。原作の味わいを活かしつつ、21世紀初頭の読者にもすっと頭に入る訳文に仕上がっている行方訳を、是非学生たちにも薦めたい。
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By ピカール 殿堂入りレビュアー トップ100レビュアー
形式:文庫
モームが晩年に自身の人生を振り返り、書き綴った作品。これを読むと、彼の人となりがぐっと身近に感じられる。

話の筋は、最初は時系列だが、気の向くまま連想的に書いたという印象が強い。
形式的に「自伝」という堅苦しさは全くなく、一作家の回想録として気軽に読める。エッセイ風だ。

また、自らの経験を元に書いた、人間の絆、月と六ペンスの断片と思える箇所が至る所にちりばめられている。
先にそれらの著作を読んでからこの本にふれると、作品の出来事との違いが分かり、さらに楽しめると思う。

作家になるまでの生い立ちや、芸術論、作家論について多くのページが割かれてある。少々くどいくらいに書いてあり、時に親父の説教的に思えるが、物を書く人にとって参考になるであろう。
個人的には、哲学や宗教観についての記述が面白かった。自らを不完全な者として扱い、時間の経過とともに心の紆余曲折が手に取るように分かるようだ。

「人生に意味はない」と客観的に語りつつも、医師や作家になるためにそれなりに努力したはずである。
苦労話を軽く流すあたりは、粋を好み、生来がんこ者なのであろう。
そんな彼自身の二面性を意識しながら読むと、また新しい発見があっておもしろい。
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By JayJay
形式:文庫
見事な訳によりモームの人間観、人生観を浮かび上がらせている。しかもモームの文体の再現に成功している素晴らしい訳文だ。第10章結びでモームは自身が文章で目指すべきは、明快、簡潔、音調のよさであるとしている。先行の新潮文庫『要約すると』(中村能三訳)の当該結びの箇所と本書の行方訳を比べてみると、「明快、簡潔、音調の良さ」から見た後者の出来栄えの良さは一目瞭然で、モームの平明で雄勁な文体を過不足なく再現している。

(中村訳)自分が念願しているほどにはうまく書けていないことはわかっているが、自分の持って生まれた欠点が許す範囲では、努力によってうまく書けるようになったと思う。あれこれ考えあわせると、わたしは明快さ、簡潔さ、音調のよさを目ざすよりほかはないと思われた。わたしはこの三つのものを、自分で定めた重要さの順序に置いてきた。

(行方訳)自分が望むほどうまい文章を書けるようにはならないのは分かったが、苦労すれば生来の欠点の許す範囲でうまい文章が書けるようになると思った。じっくり考えて、私が狙うべきは、明快、簡潔、音調のよさだと決めた。この三つは私が大切だと考える順に挙げた。

本書に関して欲を言えば、全体で登場する260余にも上る異なる固有名詞(そのほとんどが人名)のうち著名でない作家、批評家などについては、簡単な注記が巻末にあった方が望ましい(新潮文庫には17ページに及ぶ詳細な固有名詞索引が収められている。)。

上記に関連して、本書の圧巻で、最もしばしば引用される章のひとつである第17章の第1パラグラフの最後に「プラトンが言ったように」とあるが、英語テクストは “as the Athenian Stranger said” である。アテナイの客人⇒プラトンとなるのは、プラトンの対話篇の「法律」に登場する「アテナイの客人」がプラトン自身を擬しており、「スパルタの人」と「クレタの人」に助言を与える役回りを演じている(岩波哲学思想大辞典)からである。巻末注記を設けてこのあたりの事情も触れてあれば本書を読む楽しみは一段と深まろう。
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投稿日: 7か月前 投稿者: not reviewer
最後まで読んでやっとわかった気がした
解説にもあるように、作者と作品名は、ある年代以上の人ならきいたことがあると思う。私の場合は高校1年のリーダーの本でお目にかかり、訳すのに苦労した覚えがある。そのと... 続きを読む
投稿日: 7か月前 投稿者: sirou55
原文読者に薦めたい翻訳
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投稿日: 2009/11/28 投稿者: テニスおやじ
原著へのレヴューですが
とうとうsumming... 続きを読む
投稿日: 2009/2/6 投稿者: recluse
要約するとー
“月と6ペンス”や“人間の絆”という名作をお読みになった方にはなんといってもこの“サミング・アップ”がお薦めです。... 続きを読む
投稿日: 2008/3/5 投稿者: raywayne
待望の新訳
待望の新訳である.新潮社のモーム全集の旧訳で読んでも、すごく面白い内容なのは分かったけれど、正直言って、旧訳ではモームの真意がつかめない箇所がいくつもあり、一生懸... 続きを読む
投稿日: 2007/2/22 投稿者: 英語生
モーム研究第一人者の訳書
... 続きを読む
投稿日: 2007/2/21 投稿者: モームす。
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