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13 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
つい感情移入してしまった,
By cbjim (愛知県春日井市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: サマー/タイム/トラベラー2 (ハヤカワ文庫JA) (文庫)
発売告知(去年でしたね)から、かなり待たされましたが、待っただけの価値は十分お釣りがくるぐらいありました。1巻から読み始めたときは、高校生が主人公の軽い読み物程度の印象しかありませんでした。 しかし、読み進むうちに、これは違うなっていう感覚がどんどんましてきました。 登場人物達の博識さは恐らくそれを作り出した、作者の知識、感覚を反映しているのでしょう。 王道をいく、起承転結のはっきりした物語は、きめこまかなエピソードがつみかさなって、エピローグに至るまで、読み手を飽きさせることはありません。 あまりにも分かり易い伏線も、きちっと謎解かれ、納得できます。 最後まで、楽しく、登場人物に感情移入しながら読むことができました。
5 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
彼女の目に見えるのは,
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レビュー対象商品: サマー/タイム/トラベラー2 (ハヤカワ文庫JA) (文庫)
著者の新城カズマさんがものすごくタイムトラベル物の小説が好きで、ジュブナイルが好きなのがよく分かる小説。解決が解決でないような、ぼんやりとした浮揚感の読後感に漂わせていくだけでも嬉しくなってしまいます。 個人的には作中で悠有が着ている浴衣の柄について言及されて、鶴田謙二さんの描く表紙を見直したときの感動といったら!
7 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
書痴の書痴による書痴のためのTT読書ガイド,
By badcom (兵庫県神戸市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: サマー/タイム/トラベラー2 (ハヤカワ文庫JA) (文庫)
ディティールのひとつひとつ、特に物語の本筋とはおおむね関係のない言語学と経済学についての交換についてのシステムの類似性についての記述や、可能性の浸透圧という概念がなどが非常に知的好奇心をそそられた。けれど、物語の本筋にはイマイチ関係ないのが残念でした。特にトリブルの破綻とその埋め合わせについてのエピソードの主客が転倒している箇所が気になりました。予め償わされる罪を犯人が…、これ以上はネタバレなので避けましょう。上巻の冒頭で深い喪失感や悔恨の物語なのだと最悪の展開を予想して読み進んだだけに、最後まで読んでしまえば主人公は何も失ってないどころか、の、ぬるいと言えばぬるい結末に肩透かしを食らいましたが、これはこれで好きです。 記述を道筋をこそ楽しむ本であって(上記のほかにもかなり沢山の面白い概念が提示されていて、想像力を刺激されました)、粗筋を楽しむ本では決して無いとは思いますが、ミステリとしても楽しく読めると思います。物語立て不満点はいくつもありますが(叔母さんの正体は、とか、そこまでするなら饗子は何故本人にもっと…、とか、トリブル破綻の顛末について騒動のトリガー以外の役割を期待したかった、とか)それはそれで。 主人公たちが集めつくすタイムトラベルものの参考文献に梶尾慎治の『美亜に贈る真珠』が挙げられてないのは疑問でした。あと、お気に入り作家を露骨にマイナー作家呼ばわりされてしまったのに渋面を作ってしまいつつ、作者と同年代のレトロSF趣味な読書好き以外に果たしてこれが面白いのかとも疑問に思いました。因みに私はものすごく楽しめました。 でも新城カズマの最高傑作は『星の、バベル。』だと思っているので、☆ひとつマイナスしました。
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