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文体も硬いものを採用しているし、行為と愛情を完全に分けて考える温(ハル)たちはまるで感情がないようにもみえる。けれど彼らの抱える苦しみや悲しみが次第に伝わり、同調し、擁護すらしたくなる。時折温を打ちのめすように乱雑な言葉を吐く暴力的なヒワ子にも、やさしさが透けて見える。
根源的な喪失を抱える辰(トキ)、与えられるべきものを与えられなかった温。
ラストシーンが胸に響く。
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