端的に言って、この映画は「こりゃーやられちまったよっ!」です。
何が、「こりゃーやられちまった」か、と申しますと。映画が始まった十数分間は、ラストに繋がる奇妙で意味ありげなシーンが続き、本編と繋がるのです。ストーリーが進むにつれて、クーラーのリモコンをめぐって昨日と今日を行ったり来たり。25年先からサンダル履いた近未来人が現れるわ。挙げ句の果てには、99年前に飛ばされて河童伝説が誕生するわ。「たかがクーラーのリモコン一つで(笑)、ここまでの物語が出来るものなのねぇー」と、あっけに取られます。それ程までに、ストーリー展開が実に巧妙に組み立てられているのです。そして、映画が始まった十数分間の、ラストに繋がる奇妙で意味ありげなシーンの謎が解き明かされたとき、「こう言う事かぁ…。」と、主演の瑛太が呟くのです。それも、このDVDを見ている人と同じタイミングで。 こりゃーやられちまったよっ! レビューを書き込みながら思ったのですが、この映画の真の主役はクーラーのリモコンだったりするかもーっ! またやられちまったよっっ!!
PS…本編を見終わった後に、コメンタリー付きで本編をもう一度見てみてください。見落としていた謎が見えてきますよ。