映画を観る時間がとれないかもと思い、ならせめてと小説を購入。挿絵は一切無いし、表紙を見ても主人公二人ぐらいしか顔と名前がきちんと一致しない。なので人の名前が出るたびに、最初にある相関図を何度も確認しました。
すごく完成度が高いです。この物語の世界観として重要なOZについての説明など、くどくなりがちな部分でも非常に読みやすい。構成も展開がすごくメリハリ効いており、OZでのバトルで盛り上がったと思えば現実世界でしんみりさせる。そして何気ない描写に田舎の夏を感じさせます。もちろん人物描写もいい。
映画を観にいけないからせめて、だったのに読むと逆に映像で観たいという気持ちが膨れ上がりました。そして観てきました。
時間の関係、いろんな部分が省略されています。
・夏希はバイトの話を健二達に持ちかけ理由
・どうして健二は数学オリンピック日本代表を目指していたのか
・なぜ、最後は夏希が代表として戦ったのか
映画を観た人がこの小説を読み、補完するのには非常に良書。健二が解いていた数字の羅列は何かなど、細やかな設定について知ることも可能です。
だけど小説を読んでから映画、というのは少し物足りない気持ちにさせられます。名作といっていいだけに少々複雑。
読むなら映画観賞後をオススメします。