2009年5月21日からスタートした裁判員制度を扱った漫画。読めば裁判員制度を軽く理解できるほか、ミステリー要素があるストーリーに引き込まれる。
主人公の相羽圭一は日雇い派遣で働くネットカフェ難民。そんな社会の底辺をさまよう彼が、裁判員として殺人犯の死刑を問う裁判に加わることに......。対する被告の雪彦は、ネットカフェ難民とともに現代社会の底辺を代表するひきこもり。ネットカフェ難民とひきこもりという似た境遇の圭一と雪彦は、もうひとつの共通点を持っていた。
徐々に殺人犯である雪彦に感情移入していく圭一。そして読者はもしも自分が裁判員に選ばれたら......、と圭一に感情移入していく。全2巻のストーリーは、ほぼすべてを決めてから描き始めたらしく、数々の伏線がエンディングにつながっていく展開がおもしろい。