サブプライムの全体像を把握するには非常に適切な本と言える。今年6月からのサブプライム・ローンを原債権とする証券化商品に投資したベア・スターンズ傘下のヘッジファンド2社が破綻の危機に陥った。バロンズや新聞各誌でもリアルタイムで報道され日本の金融マンは信用収縮の悪夢をもう一度見るのかと冷やりとさせられた一年だった。一般向けのサブプライム問題解説書のため専門知識がないと分かりづらい詳細な事象と分析は割愛されているが、そのためにかえって全体像の把握がしやすいと思う。英文ならネット検索すれば最新の分析レポートは豊富に取れる。むしろ日本語で12月現在のまとめとして最適な本であると思います。みずほ総合研究所は分かり易くまとめ上げたと思います。経済分野の方でない方には特にお勧めします。