第1章で国際分散投資・長期資産運用の弱点を指摘しておきながら
ポートフォリオに外貨預金で分散する事を推奨してる事に矛盾を感じました。
P141で「ユーロ円相場でも、ポンド円相場でも、
インフレ率を相殺する円高は起こらずに、
長期的な円安トレンドが形成されている」と記述して、
経済学理論が間違っていると述べていますが、
本書の発売後に本書の内容を信じて
ユーロやポンドの外貨預金を増やした人は去年秋からの円高で、
大損をした方も多いのではないでしょうか。
P179,P180で円高の流れの時は解約して円に戻す、と書かれていますが
去年秋の急激な円高でうまく損切りできた方がどれだけいたか。
本書の記述どおりに「正しい投資のタイミングを掴む」
「経済拡大期には積極的、後退期には防衛的な運用をする」
は確かに理想ですが、それができたら皆金持ちだらけ。
ほとんどの投資家には無理ではないでしょうか。