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サブプライム問題とは何か アメリカ帝国の終焉 (宝島社新書 254)
 
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サブプライム問題とは何か アメリカ帝国の終焉 (宝島社新書 254) [新書]

春山 昇華
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (48件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容紹介

今、新聞やテレビを連日のようににぎわせている「サブプライム」。もともと、アメリカの低所得者向けの住宅ローンを指します。それが「なぜ世界中で大問題になっているのか?」「これは80年代に起こった日本の不動産バブル崩壊の二の舞になるのではないか?」という疑問に関して、30年以上市場に携わる現役の株式運用者が書き下ろしました。著者は6年前からサブプライムについて資料を集め、2年以上前からその問題について探っていた人物です。著者はアメリカの不動産バブルが最高潮だった頃に、アメリカに飛び、現地で知った生々しいエピソードも満載。メディアにまだ登場していない情報も含め、「サブプライム」の全容を知るのに最適な1冊です。

内容(「BOOK」データベースより)

世界の好況は、借金漬けのアメリカ人のおかげだった。だが、サブプライム問題が歯車を狂わせた…。ブラックマンデーを乗り越え、30年間相場で生きてきたプロが「サブプライム」の正体を解き明かす。

登録情報

  • 新書: 207ページ
  • 出版社: 宝島社 (2007/11/9)
  • ISBN-10: 4796661557
  • ISBN-13: 978-4796661553
  • 発売日: 2007/11/9
  • 商品の寸法: 17.4 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (48件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 238,174位 (本のベストセラーを見る)
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39 人中、33人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 臨場感のある歴史書, 2007/11/10
レビュー対象商品: サブプライム問題とは何か アメリカ帝国の終焉 (宝島社新書 254) (新書)
05年頃、「米国は日本のバブル崩壊を良く研究しており、米国では住宅バブルは起きない!」と良く聞きました。
しかし、本書を読んでみると、同じ轍を踏んでいたように思えてきます。

米国の住宅優遇税制は「お金持ち父さん」シリーズでも言及されているものですが、本書では詳しく書かれています。
この税制から始まり悪徳業者+金融機関のモラルハザードにによって、住宅バブルが発生していく過程よく説明されています。

そして8月に株式市場でパニックが起きました。

サブプライム問題は、現代史の重要な1ページになりそうです。
本書はこの歴史を、短い文と実例により臨場感たっぷりに描いています。

お勧めです。
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36 人中、30人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 世界の動きが見えてきました, 2007/11/10
レビュー対象商品: サブプライム問題とは何か アメリカ帝国の終焉 (宝島社新書 254) (新書)
複雑に絡み合ったサブプライム問題を丁寧に解きほぐして、分かりやすく書かれていて、金融や経済に詳しくなくても理解できました。

サブプライム問題の兆候は2年前から現れていたというのに、バブルピーク時に特有の「現状正当化理論」が出回って、気付くのが遅れたというエピソードにはなるほどと思ったし、「中央銀行が金融危機を未然に防いだとか、不況の原因を根本的に治療して、適切なルールを導入したという話は、ついぞ聞かない。むしろ失敗例が多い」という指摘はなかなか鋭いと思いました。

本の最後の方で触れられているのですが、サブプライム問題の本質を理解できるようになったら、日本でもこれから普及しそうな「リバース・モーゲージ」の落とし穴も見えてきました。

こんなふうに難しい話を分かりやすく、かつ、専門的に深いところまで導いてくれる本は貴重だと思います。
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17 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 サブプライムのサプライズ, 2007/12/16
By 
至高の豚 (激怒と爆笑の間) - レビューをすべて見る
(トップ1000レビュアー)   
レビュー対象商品: サブプライム問題とは何か アメリカ帝国の終焉 (宝島社新書 254) (新書)
サブプライム問題とは何か。この本の内容に日本の状況を加え、説明を試みたい。

 1.住宅バブルの発生
    アメリカでは、00年のITバブルの崩壊、01年の9.11同時多発テロ
    02年の企業会計疑惑等、経済を揺るがす事件が次々に起きた。
    FRBは戦後最低と言われるまでの低金利政策をとり、それが住宅バブルに繋がった。
   =>低金利政策による過剰流動性が、バブルの原因であったのは日本と同様。

 2.住宅優遇税制 
    住宅を担保としたローンの金利は、それが生活の消費目的であっても、全額所得税
    から減免されるという手厚い消費者優遇税制のもと、住宅ローン残高は激増した。
   =>広大な土地を持つアメリカでも、不動産バブルが発生したのは、この税制がよる
     ところが大きい。この点は日本とかなり違っている。

 3.サブプライムローンの増加(低所得者向け住宅ローン)
    低所得者向けの金利が割高なローン、それがサブプライムだ。
    しかし、金融機関は、最初の2〜3年を低金利にすることにより、より多くの
    ローンを貸し付けたが、金利優遇(あるいは返済額の優遇)が無くなった後は
    毎月の支払額が急増し、06年頃から破産者が増加し始めた。
   =>日本には低所得者向け住宅ローンという制度はなかった。これが日本人に
     サブプライムの問題が見えにくい大きな原因だと思われる。

 4.住宅ローン債権の転売
    金融機関は高度化された金融手段により、住宅ローンを証券化し転売していた。
    しかし、それは誰がどのよ程度のリスクを抱えているのか分らないこととなった。
   =>日本は、欧米に比較し金融手段そのものが遅れていたことが幸いし、サブプライム
     住宅ローンを多く抱えている金融機関は少ない。
 
 5.金融不安の発生
    07年7月、欧州金融機関の破綻により、グローバルな金融不安が発生、サブプライム
    問題がその原因であることが大きく報道された。
   =>日本は、直接的な金融不安は起きなかったが、急激な円高と株価の暴落が、
     スパイラル的に発生し、大きなダメージを受けた。

 本書は、経済新聞の特集等を遙かに上回ったレベルで、アメリカの実情を紹介している。
 できれば、為替相場との関係等にもふれて欲しかったが、それは贅沢な注文というものだろう。
 著者の日頃のリサーチがタイムリーヒットとなった好事例だと思う。 
       
    
    
         
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