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サブカルチャー文学論
 
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サブカルチャー文学論 [単行本]

大塚 英志
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

文学の基準、サブカルチャーの倫理。かつて江藤淳が引いた「サブカルチャー/文学」の境界線を独自な構想の上に受け継ぎ、文学史の見えにくい現在の文学に、明らかな系譜と判断の基準を提示する画期的論考。

内容(「MARC」データベースより)

かつて江藤淳が「サブカルチャー」と「文学」の間に引いた境界線を独自な構想の上に受け継ぎ、文学史の見えにくい現在の文学に明らかな系譜と判断の基準を提示する。『文学界』連載を加筆して掲載。

登録情報

  • 単行本: 670ページ
  • 出版社: 朝日新聞社 (2004/2/14)
  • ISBN-10: 4022578939
  • ISBN-13: 978-4022578938
  • 発売日: 2004/2/14
  • 商品の寸法: 19.2 x 14 x 4.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 588,058位 (本のベストセラーを見る)
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10 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 中上健次の推挙と江藤淳の好意により「文学界」に掲載されていた「サブカルチャー文学論」の連載は、江藤淳の死後中断。この二人の文学者のサブカルチャーに示す好意の理由を発端にサブカルチャーの在り方を著者が考え尽した思考の記録を、一冊の本にまとめて両人の好意への返礼に代えた本。

 とにかく面白い!読書のヨロコビがありました。吉本ばななも村上春樹も山田詠美もろくに読んだことのない私が読んで果たして面白いのかと思って読み始めましたが、これがとっても面白い。読む前は、彼らの作品の「謎本」的な要素があるのかと思っていましたし、読後に彼らの本が読みたくなるかと思っていましたが、とんでもない。大塚氏の他の作品が読みたくなってしまいました。純文学を知らなくても、J文学を知らなくても、そんなことは関係ないです。この本一冊で充分楽しめます。650ページの長さは感じられず、退屈しませんでした。
このレビューは参考になりましたか?
7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By picander トップ500レビュアー
形式:文庫
大塚英志の渾身の文学論であり、現代日本文学とその状況を考えるものであれば必読の一冊だろう。
大塚は以前著作を著しているように、文学のサブカル化について江藤淳の問題意識を批判的に引き継いでいる。
本書を読んで改めて、江藤淳がどれほど真摯に日本文学を、戦後を、生き抜き、そこで何を誠実に守ろうとしたのか、痛ましいほどに理解できる。

「そこで江藤が実際に行い得たのは、サブカルチャーと文学との厳密な腑分けではなく、せいぜいが許せるサブカルチャーと許せないサブカルチャーの線引きであると言わざるを得ない。しかも、その境界線は毎年のようにじわりじわりと後退している。にも拘わらず江藤は96年に選考委員を辞すまでその線を一本一本引き直すが如く律儀な作業を続けている。その姿は感動的ですらある。(中略)かつてメイン・カルチャーの領域に属していた表現や知があっさりとサブカルチャーに転落したのは、一つには前線でのこういう線引きや腑分けを地道に継続する努力を放棄したからである」

江藤の知的態度の正当な後継者が、文学の門外漢の大塚なのかもしれない。
大塚に大部な本書を書かせたこと、文壇では誰も同じことを語りえなかったことを専門の文学者たちは敗北と自覚しているのだろうか。またポストコロニアルやクイアなどの最新のフレームワークで自分が何かを語りえたと得意になっている文芸批評家は、何を守ろうとしているのだろうか。
このレビューは参考になりましたか?
16 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 本書は、「サブカルチャーとしての文学」という視点から独自の基準で作品批評をおこなってきた故江藤淳の試みを、大塚英志がサブカルチャーの側から引き継いだものである。江藤にとって、文学のサブカルチャー化は必然のものとして、そのことに批評性を持つか否かが、作品を文学として認めるかどうかの基準だった。本書は、まずこの江藤の基準を明らかにした上で、その延長線上にサブカルチャー側からの批評を試みている。文学側の批評の文脈の中では肯定的な存在として捉えられ、言わば聖域とされている村上春樹、村上龍、中上健次といった作家を次々に俎上に載せ、また、江藤自身が肯定した田中康夫や車谷長吉についても、あらためて検証をおこなっている。大塚の批評は大胆な仮説も多く、総てをすぐさま首肯するものではないが、本書が現在の文学および文学批評を考える上での様々な問題を提起していることは間違いない。本書の大部分は「文学界」の連載がベースになっているが、江藤淳の死によって、まさに文壇的な事情から中断を余儀なくされている。本書がまぎれもなく江藤の意思を引き継いだ試みであるにもかかわらずである。そういった意味でも、本書に対しては文学側からの何らかの回答が求められるだろう。
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投稿日: 2005/5/3 投稿者: auto_mutton
10年ぐらい修行してから出直してきます
 生憎と、私は江藤淳という人が何者なのか知らない。また、石原慎太郎も村上龍も村上春樹も吉本ばななも大江健三郎も読んだことがない。... 続きを読む
投稿日: 2004/7/23 投稿者: k84
まあ、なんと申しましょうか
... 続きを読む
投稿日: 2004/6/6 投稿者: ostrichはOsterreichではない
江藤淳の試みを、サブカルチャーの側から引き継いだ文学論
... 続きを読む
投稿日: 2004/5/31 投稿者: 盥アットマーク
江藤淳の誠実さ
大塚英志の渾身の文学論である。集大成といってよいだろう。
本書は現代日本文学とその状況を考えるものであれば必読の一冊だろう。... 続きを読む
投稿日: 2004/2/24 投稿者: picander
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