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サブカルチャー反戦論 (角川文庫)
 
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サブカルチャー反戦論 (角川文庫) [文庫]

大塚 英志
5つ星のうち 3.1  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

戦争をしてはいけない

9.11からアフガン戦争、イラク戦争まで「帝国」の拡張にサブカルチャーはいかに反戦を語るか真摯なメッセージ

内容(「BOOK」データベースより)

ぼくたちが「戦争」に態度を表明するとすれば、それは一人の有権者としてであって「文学者」でも「思想家」としてでもない。「戦争」とは利益の衝突を殺人によって解決しようとする選択だ。「反戦」とは「殺されたくない」でも「殺すな」でもなく「私は殺さない」という選択に他ならない。同時に「反戦」とはことばによる相手とのタフネスな交渉を選択する、ということである。そのためにぼくたちには選挙権があり、あらゆる方法でことばを発することができる。いま、ここで抗するために書き綴られた反戦への希求の書。

登録情報

  • 文庫: 252ページ
  • 出版社: 角川書店 (2003/08)
  • ISBN-10: 4044191174
  • ISBN-13: 978-4044191177
  • 発売日: 2003/08
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.1  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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21 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 僕たちを取り囲む確かな「禁忌」, 2002/10/12
 良書。一読して筆者の危機感がひしひしと伝わった。
 プロレス雑誌は僕もよく目にする。アメプロのストーリーの流れもWTCの惨事以来確かに影響がある。あらゆるマスメディアから、必要以上のアメリカへの気遣いを感じる。

 2002年現在のテレビをはじめとするマスコミ全体を包んでいる胡散臭い空気には確かに吐き気を覚えているし、世の風潮が同調と反発の真っ二つに分かれていることにも危惧を感じている。世論が顕著に二極化することは必ずしも良いことではないが、翼賛的一元化が最も危険なことは言うに及ばない事実だ。

 文字メディアの中で「禁忌」に果敢に挑戦している筆者に敬意を表するとともに、気に入らないことには恐れずキッパリ反発の意を表することが僕たち読者に出来る身近な「禁忌」への挑戦だと知った。

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14 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 「論」というには物足りないけれど, 2004/11/21
レビュー対象商品: サブカルチャー反戦論 (角川文庫) (文庫)
サブカルチャー反戦論、とはいうものの、最早、いまは大塚の主領域である
マンガやアニメこそがメインの地位を獲得しているといって過言でなかろう。
ここで「サブカルチャー」という言葉が意味するのは、メインの周辺として
のサブ、ということではなく、批評の方法やその視点がマンガ・アニメ的な
感性に裏付けられている、と考えたほうがおそらくは妥当であると思われる。

身も蓋もないことを言えば本書は憲法第九条を基軸とした反戦論風エッセイ
である。現実を見ずに思考停止して呪文のごとく九条の文言を唱え続けた
かつての「左翼」と称された連中とほぼ同じ轍をなぞりつつも、軍事的要請
に抗い日米安全保障条約を締結させた吉田茂と同じように九条を逆手に取った
戦略的な反戦論を試みようともしている。「ようとしている」と書いたのは、
それが反戦「論」というにはいささか隙のありすぎる散漫なものだからである。

たとえば、9・11のテロやイラク戦争におけるアメリカからの軍事的要請の
流れの中で憲法を変えるのは結局は同じ憲法の強要ではないか、と妥当にも
述べながら、一方では、「人を殺しては何故いけないのか」を莫迦正直に
考えなくてもいいのと同じように、大事なのは難解な理由はともかく「戦争
に加担するのは間違っている」「戦争は嫌だ」と発言することだ、とも述べ
ている。議論として評価するならこれは確かに無防備すぎる。しかし、混迷
した現実を真っ当な方向にもっていくための方便だと思えば、さして間違った
手段ではないように私は感じる。

大塚は言う、9・11のテロの際に貿易センタービルが突撃した二機のボーイング
と共に崩れ落ちていったあの光景を「ハリウッド映画のようだ」と感じた人々、
あるいは湾岸戦争の際にCNNを通じて流れてきたパトリオット・ミサイルの爆撃
映像を「テレビゲームのようだ」と感じた人々は、そこで映画やゲームに八つ
当たりする前に、何故それが映画やゲームのようだと感じてしまったのかと深く
考え込むべきだったのだ、と。全くその通りである。我々の理性は、こうした
素朴な感性によって強く影響されている。そして今や、その感性をかたちづくる
のは、マンガやアニメ、映画やゲームといったサブカルチャーなのである。

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12 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 イラク戦争の項を加筆, 2004/7/31
レビュー対象商品: サブカルチャー反戦論 (角川文庫) (文庫)
 文庫化にあたり、イラク戦争の項が加筆された、「サブカルチャー反戦論」です。
 題名の割に真面目な本ですが、文章は平易。一部同じ著者の小説も入っています。多重人格探偵サイコの一部ですね。そちらの世界では徴兵制が復活していたりして、ちょっとどきっとさせられます。

 また、著者は最近、護憲を目的とする「九条の会」に加入した模様です。新聞で読みました。

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