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サバイバー (ハヤカワ文庫NV)
 
 

サバイバー (ハヤカワ文庫NV) [文庫]

チャック パラニューク , Chuck Palahniuk , 池田 真紀子
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 840 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容説明

Tender Branson is the last surviving member of the "Creedish Death Cult" and is dictating his life story into the flight recorder of Flight 2039, cruising on autopilot somewhere over the Pacific Ocean. Before it crashes he will unfold the tale of his journey from Creedish child to media messiah. --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

燃料が底をつき、エンジンが一基ずつ停止を始めた航空機のコクピット。僕はブラックボックスにむかい、世間から孤立したカルト教団と過ごした半生を物語る。外界での奉仕活動、謎の少女との出会い、あの集団自殺の真相、そして新たな救世主としてメディアを席捲した日々を。すべてが間違った方向に転んだ僕の人生は壮大なるクライマックスへと堕ちていく!一世を風靡した『ファイト・クラブ』を超えた著者の最高過激傑作。

登録情報

  • 文庫: 427ページ
  • 出版社: 早川書房 (2005/02)
  • ISBN-10: 4150410763
  • ISBN-13: 978-4150410766
  • 発売日: 2005/02
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.8 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 29,093位 (本のベストセラーを見る)
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29 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 著者の名は、チャック・パラニューク。
 この名前は、日本でももっと知られているべきだ。もっと読まれているべきだ。なぜもっと取り上げられないのか、不思議でしかたがない。

 著者は、ブラッド・ピット主演の映画「ファイト・クラブ」の原作者。
 その原作も、最高におもしろい。
 そして、この「サバイバー」も、負けてない。

 なんというか、内容について、チラッとでも話してしまうと、もったいない気がする。一から十まで、本のほうで完全に楽しんで欲しい。簡単に言うと、カルト教団の生き残りが、飛行機自殺をするまでの回想録、みたいな言い方になるのだが、それが・・・・・キーワードのみ列挙すると、ロブスター、ケースワーカー、命の電話、造花、予知能力、兄、殺し屋、支配??、エージェント、広報係、トイレの穴、祈祷書、奇跡・・・・これ以上は、言葉だけでも言いたくない。あなたの楽しみを奪いたくない。

 「ファイト・クラブ」を読まれた方ならお分かりだろうが、無駄をそぎ落としたリズミカルな文体(池田訳は本作でも冴えている)、皮肉で気の利いた隠喩、コミカルかつ虚しさのある語り口、そして、階段に転がったラグビーボールのように、予測不能なバウンドをしながら転がり落ちていくストーリー。

 もっと、もっともっと知られているべきだ。
 
 

 

このレビューは参考になりましたか?
11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
チャック・パラニュークの作風は読む者を彼独特の疾走感溢れる語り口でどんどん取り込んでいく。
特徴として挙げられるのは、

1)なんらかの法則か規則で登場人物を縛る。
2)破滅的な言葉のリフレイン(繰り返し)

ではないだろうか。

破滅的な言葉の繰り返しは何度も出てくる。
例えばテンダー・ブランソンが“未来を見通す能力を持つ少女”ファーティリティーをトイレの個室で待つ間、壁中に書かれた落書きをひとつひとつつぶさに描写していく。
例えば電話相談室に成りすました彼の元へかかってくる様々な相談への返答「死ねばいい」のリフレイン。

チャック・パラニュークの作品にはちょうど、アルコールが身体を巡って酩酊し、気持ち良くなってきたときのなんともいえない感覚があるような気がする。
経験はないのだがドラッグをやってハイになった状態というのだろうか、瞳孔が開き、身体に満ちる万能感、持て余した行き場のない暴力的な衝動とか。
ミニマルミュージックのとめどない繰り返しがもたらすトランス感覚に似ているのかもしれない。
一定のリズムが何度も何度も繰り返され、脳のどこか一部がだんだんと溶けていくような刺激、落ちていくような、または水面すれすれに浮いているような感覚。

おそらくチャック・パラニュークがこの物語で綴りたい事はおそろしく単純なことではないか。

それは『破滅』に向って人生は進むということ。

未来を見通す夢を見る少女ファーティリティーの予見する夢の中身はことごとく破滅についてのものばかりで、しかも防ぎようはない。
母と兄も同じような能力を持っていたゆえに、自殺したという。
破滅を予見する能力を持ったがゆえの、破滅。
ファーティリティーに生殖機能が備わっていないというのも、彼女の中で生命の連鎖の鎖を断ち切られているということで、彼女がこの物語の中で破滅そのものの象徴的な存在となっているのかもしれない。

このレビューは参考になりましたか?
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By badcom
形式:単行本
 あとは燃料が切れて墜落を待つだけの航空機のなかでブラックボックスに語りかける男テンダー・ブランソンの最初から破滅が約束された、決してどこにも行けない幸せにはなれないことが分かりきっているカウントダウンの物語(頁は最後から1つずつ減っていくレイアウトなので、あと何頁このショーを楽しめるのか常に意識できるって寸法)。一見無造作に思いつきで並べたように思われるディティールのひとつひとつが全て漏斗のように破滅への一直線を描いて落ちていく。なんてことが読者には最初から見えているにも関わらず、そのディティールのひとつひとつの魅力的なことときたら。

 ディティールと話の方向性がバラバラな小説は沢山ありますが、ここまでバラバラなディティールを組み合わせておいて、話の進む方向に一致しているものは滅多にないと思います。悲壮な話なのにこのエンタティメントっぷりときたらたまらない。

 で。最後まで読んで、パンはちぎってからバターを塗ろう、と思いました。
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こんな面白い小説は読んだことはない
 こんな面白い小説は読んだことはない。以上。そういってよいものならば、だが。... 続きを読む
投稿日: 6日前 投稿者: り
冗長である
登場人物にも魅力がない。
ファイトクラブのようなシャープでスリリングな展開を期待していたが冗長なだけだった。
投稿日: 2010/5/8 投稿者: さら
ブラックジョークにもほどがある
作品全体がブラックジョークなんでしょうかねえ?集団自殺したカルト教団の生き残りが、マスコミのエサにされて有名人にしたてられていきます。... 続きを読む
投稿日: 2006/10/22 投稿者: mickey_elephant
或るカルト教団の顛末劇!!!
かなり面白かったです。

著者のチャック・パラニュークの作品は今の所、全て読みましたが、全体的に... 続きを読む
投稿日: 2006/7/8 投稿者: 増すカレー度
必死の美しさ
 本作の著者が自ら述べるところによれば、彼の作品に一貫しているテーマと... 続きを読む
投稿日: 2005/5/2 投稿者: ニジマス
計算された狂気の沙汰
パラニュークの持つ毒気を帯びた言葉使いと、勢いとスピードのある文体は今まで読んだ海外の小説とのどれとも違う。... 続きを読む
投稿日: 2005/3/7 投稿者: nohohooon
おもしろいが
未来を夢に見ることができるという能力を持つ一家がいる、という設定には疑問を感じる。ファーティリティー・ホリスは必要がないのではないか。... 続きを読む
投稿日: 2005/3/7 投稿者: 三流の骨太
計算されつくされた狂気の沙汰
読み始めたら最後、あっという間に読みきってしまった。... 続きを読む
投稿日: 2005/3/6 投稿者: nohohooon
「ファイト・クラブ」より完成度高し!
とうとう文庫になったパラニュークの飛行機墜落カルト
預言青春成長小説。

デイビッド・フィンチャー監督、ブラッド・ピット主演の... 続きを読む

投稿日: 2005/2/18
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