趣はだいぶ異なりますが、立花隆さんの「臨死体験」の読後感に近いものを覚えました。
死の淵に限りなく近づくことにより見えてくるもの。
あの「アンデスの奇蹟」を経験したナンド・バラードの言葉を本書はラストでひいています。
「自分がこの世に存在することを味わおう。一瞬一瞬を生きていこう。ひとつの息もむだにしないで」
本書ではオビにもありますがサバイバー(=生存者)を類型化したり、驚くような状態から
生還した人々の多くの事例をあげ検証するなどしています。「サバイバーズ・クラブ」の
奇跡の生還物語から得られる知恵で、自らが万一の事態に陥ったとき生還できる手がかりが
あるんじゃないか?
そんなハウツー的興味から読み進めていくとラストは冒頭の感想に記したような、
「生の意味」「死の意味」「死生観」を考えさせる・余韻のあるもの。。
恐いもの見たさで手にした本ですが、けっこう満足。
ただいくつかケーススタディに冗長なのがあったのでマイナス1点。