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サニーサイドアップの仕事術
 
 

サニーサイドアップの仕事術 [単行本]

峰 如之介 , 山崎 祥之
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

中田英寿のマネジメントで一部では有名だったサニーサイドアップ。2004年には、イルハンの神戸移籍を仕掛け、東ハトのブランディングを成功させるなど、ビジネス界でも急速に注目を集める。本書は、PR会社としてスタートした同社が「PRという仕事の一環としてスポーツ選手のマネジメント」を始め、PR+マネジメントという今までにない手法で、企業と個人のきわめて効果的なブランディング戦略方法を構築した過程を、中田英のブランディング、イルハンのマネジメントとPR、そして中田をCBOに送り込み、広報宣伝部門をアウトソーシングすることでわずか半年で東ハトを再生した一連のケーススタディで、解説する。日本企業がいままで軽視し、もっとも苦手だった、「PR」の手法で、企業や個人の価値をマネジメントし、ニュースにし、ブランドとして確立し、その価値を拡大する--。21世紀の企業と個人にもっとも欠かせない「ブランド創造」の戦略の本として読ませる新しいタイプのビジネス書。

内容(「BOOK」データベースより)

PRの魔法で、個人と企業を「ブランド」にする会社、サニーサイドアップのビジネスの秘密、はじめて明かします。

登録情報

  • 単行本: 199ページ
  • 出版社: 日経BP社 (2005/1/27)
  • ISBN-10: 4822243664
  • ISBN-13: 978-4822243661
  • 発売日: 2005/1/27
  • 商品の寸法: 19 x 13.2 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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26 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
サニーサイドアップといえば、原価はせいぜい30円とも言われるただのゴムの輪っかを一本300円という「安価」で販売し、10億円弱の売り上げをたたき出したことは記憶に新しい。今の厳しい時代、これはさすがだと言うほかない。

「世界の貧困をなくすために」との耳に聞こえのいいスローガンの元、各界の著名人を引き合いに出すことでオシャレなイメージを打ち出し、商品イメージを落とすであろう「一円たりとも貧しい人達への寄付には使われない」という事実は隠した上でのマーケティング。これにつられて多くの人がこのバンドを買った。そしてそのほとんどが「寄付に使われないと知っていたら買わなかった」と証言。

元々のホワイトバンド運動は、紙を使った自家製でも何でもいいから、白いバンドを身につけることによって貧困撲滅への支持を表明するもの。この運動にサニーサイドアップが目をつけ、ホワイトバンドを商品として開発し、「貧困撲滅のため」という名目で販売した。この名目にたくさんの人が賛同したからこそホワイトバンドは売れに売れた。そして多くの店で品薄状態が続いた。

関係者は「偽物が出回っているので気をつけてください」と注意を促した。希薄感を演出することにより市場価値を上げる、多く出過ぎたら海に捨てられるダイヤモンドと同じ手法。自分で作った紙製の偽物など、恥ずかしくて付けられるわけがない。

人の善意と所有欲をここまで上手く利用し、また成功したビジネスは珍しい。お人良しでレアもの好きの日本人ならではだ。サニーサイドアップの仕事術、ここにあり。

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By gomanjp
形式:単行本
スポーツが産業として成長、熟成していく中で、様々な新しいサービス・職業が生まれ、そこから色々なルールも整備されてくる。

ほんの少し前までは、代理人なんていう言葉は頻繁に聞かれなかったし、GM(ゼネラル・マネージャー)という概念もなければ、移籍金や契約を海外と結ぶための法の整備も今ほど注目されなかったし、トレーナーや医者、栄養士などの分野の人たちがクローズアップされることはなかった。

その流れの中で、アスリートのステータス及び価値も上がってくると、アスリートのマネージメントをする必要性が出てきた。
本業の競技に集中させつつ、いかに彼のブランド価値を守りながら様々な新しい価値を築いていけるか?
それは契約や移籍をスムーズに運ぶことであったり、殺到するマスコミやコマーシャルのリクエストを管理することであったり、逆に新たに彼らを売り出していくことであったりと、プロである以上一つの商品になっていく過程で、多くのサポートを必要とする。

本書は前園真聖から一つのきっかけを掴み、中田英寿で一気に有名になり、そして現在では他に上田桃子、矢野貴章、為末大などのアスリートのマネージメントを担当している注目の会社の仕事ぶりをわかりやすく紹介した本である。
これから就職活動をする学生が読んだらしびれてしまう本かもしれない。
また、会社のPRや広報・宣伝について何かしら思うこと経験したことがある人にとってもおもしろい本であろう。

実際中田選手の部分では、nakata.netや中田語録などの数々の書籍や、キャノンのCMや東ハトの役員就任話がどのように実現されたか書いてあり、とても興味深い。
この辺りは、スポーツファンではなくても、PRや広報宣伝に関わるビジネスマンにとっても大いに参考になるだろう。

 本の構成は簡単に、
 1.PR・広報・宣伝会社としての説明
 2.アスリートなどのマネージメントの説明
 3.サニーサイドアップの会社の歴史
 4.中田にまつわるビジネスの説明
 5.ブランド戦略の重要性の説明
 
PR・広報・宣伝会社のPR及び本全体の中で、唯一残念な点は、現場の仕事を少し美しく見せすぎた点かもしれない。
実際にこの分野に関わる人たちは、普通のサラリーマンと付き合うのとはかなり違うケースが多い。
マスコミ関係者と多く付き合わなければならないし、勝手気ままな人たちやスターとうまく付き合わなければならないことが多々ある。
よって仕事も夜遅くまでかかるし、遅くまで飲みにつきあったりすることなどは日常茶飯事。
メーカーや銀行員とのビジネス習慣とはだいぶ違う。
理論や理屈がまかり通る世界とは違い、かなりアナログな世界である。
この点があまり書かれていないので、これから就職活動する学生などはかなり夢見てしまう恐れがある。

とは言うものの、それなりに正直な本でもある。
実際に前園選手がアトランタ五輪前後に急激にスターになった時の苦労やそこから得た教訓は正直に書いてあるのだろう。
また、イルハン選手のマネージメントでの苦労話も書かれてある。
実際に社員が執筆に関わっている以上、失敗を大きく認めることはできないだろうが、正直な反省が読み取れる。
今のなでしこジャパンに与えられる助言も多いだろう。

ただ最大の懸念点は、この会社、いやこの社長からスポーツへの愛情があまり感じられない点である。
確かにスポーツをビジネスとして割り切れなければここまでの成功もなかっただろう。
しかし、中田英寿級のスターとなるともはや芸能人の領域だし、彼ほどのスターはスポーツ界ではレアケースである。
そうでないマイナースポーツのメダリストや世界的な実力者が多いのが今の日本の現状である。
言い換えると世界で活躍しているのに、収入が見合っていないアスリートが多いのが日本の特徴であり、最大の悩みの種である。
ここで鶏か卵かのような議論になるかもしれないが、スポーツを育てないとヒーローもビジネスも成り立たないと思うか、ヒーローが生まれてから一本釣りしてがっちりお金儲けすればいいと思うかは、会社の姿勢の問題だろう。
個人的には次原社長はスポーツよりも、強い個性に惹かれるのかな?と感じる。

アメリカで業種・業界一覧などの紹介やデータが集まる本には、よくエンターテインメントやスポーツが産業として認知されているそうだ。
日本でこういった類や就職案内本には、まずお目にかかれない。
金融・サービス・放送通信・製造ときて、その横にエンターテインメントやスポーツが堂々と登場していることはない。

実際に就職活動の窓口としてスポーツはあまりにも狭すぎる。
Jリーグのチームが新入社員を応募しているわけでもないし、スポーツメーカーはアシックスやミズノといった国内企業はしているものの、外資系は中途採用のみ。まだまだ産業としての位置づけが認められていない証拠だろう。

しかし、前述の通り代理人やトレーナー、アスリートマネージメントと徐々に分野は広がりつつある。
その最先端の一つがサニーサイドアップであることは間違いないだろう。
彼らの仕事ぶりが認められ、アスリートが本業で結果を出しつつ、色々な活動ができてることを願おう。
そして、そこからもっとスポーツが、様々な意味でもっと広がることを願おう。

その点で言えば、なでしこジャパンの選手対応は彼らの仕事の本領発揮のしどころかもしれない。
しかし残念ながら一度依頼を断っているそうで、現在はオリンピックまでの手伝いなら無償で行うことを表明しているようだ。
さらに2006年頃にスポンサー問題に絡んでいたようでいざこざもあったようだ。
何せこの本が出版した後上場を果たしており、元々お金儲けの色が強かった会社がさらにその色を濃くしたのか、ホワイトバンド活動等でも一部ネットでかなり批判を浴びている。
北嶋康介や杉山愛など有名選手が所属していたのにその後離れているのも気がかり。

成功の頂点で出版されたこの本の続編が、違う進化を遂げた会社の内容であることを祈ろう。
妙な暴露本が出るようでは、日本のスポーツ界に与える打撃も大きすぎる。
その責任と重みを理解した上で、次原社長には頑張ってもらいたい。
上場もしていることだし、Twitter上で炎上したり喧嘩しているヒマがあるなら、スポーツ界、いや彼女の興味のあるスポーツビジネスの市場規模を広げる活動をして欲しい。
それでこそこの本の価値がさらに高まるはずである。
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17 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
書名からすると一見仕事を効率よくすすめるいはどうすればいいかというハウツウ書にも思えますが、その実は、小さなPR会社がサッカーの中田選手などのマネジメントを通じて一個人の才能を、試行錯誤を繰り返しながら巨大ブランドにいかに高めていったかという記録本です。個人や個人の生き方がますます重要になるこれからの世の中で、自分ブランドとは何か?それをどう高め生かすかを考えるには格好の本です。
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