R-1ぐらんぷり2連覇の偉業を成し遂げ、今もなお、お笑い芸人として活躍中のなだぎ武が幼少期から現在までを赤裸々に綴った自叙伝。
小学校時代は活発だったものの、中2の頃に凄惨なイジメを経験。
高校には進学せず、一度就職するも長続きせず、引きこもりの日々を過ごす…
などといったことが前半部に書かれており、引きこもり期の自身を「サナギ」に見立て、そこから羽化して飛び立っていく姿を、そこは芸人らしくユーモアを交えて描いている。
あまり書き過ぎるとネタバレになるのでここには記さないが、この本を読んでますます、なだぎ武を応援する気持ちが強くなった。私自身も学生時代にいじめられた経験があるので、なだぎの自身の心理描写には共感できるものが多い。
それと、彼が引きこもり期にむさぼるように読んだという小説や漫画の数々についても、コメントや受けた影響が書かれており、彼自身のレビュー集としても楽しむ事ができ、私も寺山修司やジョージ秋山の作品を読んでみたくなった。