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サテュリコン―古代ローマの諷刺小説 (岩波文庫)
 
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サテュリコン―古代ローマの諷刺小説 (岩波文庫) [文庫]

ガイウス ペトロニウス , 国原 吉之助
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

美貌の少年奴隷をはさんで争いながら南イタリアを放浪する二人の青年を中心に,好色無頼の男や女が入り乱れる.小説『サテュリコン』はまさに古代ローマの爛熟が生み落した「悪の華」だ.とりわけ,奴隷あがりの成金富豪が催す《トリマルキオンの饗宴》の場面は古来有名.セネカの諷刺短篇『アポコロキュントシス』を併載.

内容(「BOOK」データベースより)

美貌の少年奴隷をはさんで争いながら南イタリアを放浪する2人の青年を中心に、好色無頼の男や女が入り乱れる。小説『サテュリコン』はまさに古代ローマの爛熟が生み落した「悪の華」だ。とりわけ、奴隷あがりの成金富豪が催す〈トリマキオンの饗宴〉の場面は古来有名。セネカの諷刺短篇『アポコロキュントシス』を併載。

登録情報

  • 文庫: 408ページ
  • 出版社: 岩波書店 (1991/7/16)
  • ISBN-10: 4003212215
  • ISBN-13: 978-4003212219
  • 発売日: 1991/7/16
  • 商品の寸法: 14.6 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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9 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
著者は「クォ・ヴァディス」に古代の美意識の体現者として登場するペトロニウス。
「クォ・ヴァディス」作中では優雅・高貴・洗練・有能といった近代的な貴族意識の権化として描写されていましたが、この本を読むと、本当のペトロニウスはちょっと違うぞ。
なんていうか、もっとぶっちゃけた感じで。
これがアルカイックな、古代の美意識ってやつ?
人と人の殺し合いを娯楽として楽しみ、さらにそこに人間性や美意識を感じていた時代ですから、「高雅」の基準も今とは違う。エロあり、グロあり。

諷刺小説だから、当時の風俗が誇張されて書かれているはずで。
どこがどこ程度誇張されているのがわからないのが読み手としては辛いところですが。
この本のネタになるような事柄は、あったはず。
かの「トリマルキオンの饗宴」についても。
ほぼ同時代人の小プリニウスの書簡集と合わせて読むと、「トリマルキオンの饗宴」を催した解放奴隷のモデルになったのは誰かを類推する、なんて楽しみ方もできます。

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2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
併載の『アポコロキュントシス』が、場違いです。感興を沸かさない作品でした。『サテュリコン』単独の本にしてくれれば、良かったと思います。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Null
形式:文庫
 意外なくらい楽しめた。あまり期待していなかったからかもしれないが。

 皇帝ネロの時代、1世紀ごろに書かれた小説ということだが、文体だけに着目するなら現代の小説とそれほど変わらない。むしろ、コミカルに人物や出来事が描かれている分だけ、通常のリアリズム文体から発展した、最近の日本のエンタメ小説と似ている、ともいえるかも。ただ、詩や俗語表現も含め、表現の幅は広い。

 ストーリーについては、破損も多く、一部のみの訳でしかないのでなんともいえないが、人物が生き生きしているのが何よりも良い。一般的に小説の楽しみ方は、ストーリーとキャラクターだが、古代ローマの風習を描いた風俗小説としての楽しみが(誇張されている部分はあるにしろ)ありつつ、キャラクター(人物)を楽しむことができる。まあ、2000年くらい前のものなのだから、と個人的には破損は許容している。

 「風刺小説」であるがゆえに、生真面目な作品ではない。下品なくらいだが、性愛という部分は、今も昔もそれほど変わらないのでは、と感じた。サドだとか、カサノバだとかが好きな人には間違いなくお勧め。
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