内容紹介
サッカーを知るうえで、「戦術」は永遠のテーマです。
サッカーファン同士の会話において、「戦術」というのは永遠のテーマである。しかし、戦術は「相手チームを負かす」ために生まれていくものでもあり、その一連の歴史の流れを理解せねば、「新戦術」が生まれていく本当の意味を知ることはできない。
本書は「トータルフットボール」というキーワードを軸に、現代サッカーの「戦術の変遷」をじっくりと紐解いていく“戦術書の決定版”である。
戦術というと、すぐにフォーメーションの話になってしまうが、人の並べ方は戦術の一部にすぎない。選手を配置しただけで勝てるなら簡単だ。どういうプレーが有利かを考えて、それをチームで実現する段取りを組み、最終的に人の配置が決まってくる。フォーメーションだけをあれこれいじってみても、仏つくって魂入れずということになりがちである。
(本書「はじめに」より)
著者について
西部謙司(にしべ・けんじ)
1962年9月27日、東京生まれ。少年期を台東区入谷というサッカー不毛の地で過ごすが、小学校6年時にテレビでベッケンバウアーを見て感化される。以来、サッカー一筋。早稲田大学教育学部を卒業し、商事会社に就職するも3年で退社。サッカー専門誌の編集記者となる。95~98年までフランスのパリに在住し、欧州サッカーを堪能。現在はフリーランスのサッカージャーナリストとして活躍。著書に『スローフット なぜ人は、サッカーを愛するのか。』『EAT FOOT おいしいサッカー生活』『Game of People アジアカップ&ユーロ2004 超観戦記』『1974フットボールオデッセイ』『イビチャ・オシムのサッカー世界を読み解く』(双葉社)、『技術力』『監督力』『最も愛される監督・原博美 ヒロミズム』(出版芸術社)、『「日本」を超える日本サッカーへ』(コスミック)などがある。