子どもが困ったときに大人の顔を見るという状況が、日本では非常に多いような気がしてなりません。
特に、スポーツというものは、練習したような場面がいつも実戦で出てくるわけではありません。その都度、その都度、本当に微妙なのですが、違う状況がいっぱい出てきます。すると、言われた通りの練習をやってきただけの子どもたちはそういう状況に対応できません。そこで、自分たちが思ったようにできない時、子どもたちが試合でどうするかというと、間違いなくコーチの顔を見ます。
「コーチ、どうしたらいいの?」と。
・・・・・まったくもって書いてある通りだと思う。そして、その状況に違和感を感じないコーチや親がほとんどではないか。子どもに「こうしたらいいよ」と教えたくてたまらない大人たち。一部のプロコーチをのぞいて、自分の自己実現のためにサッカー教えているような中年が実は多いのが現実ではないか。
昨日も日本はW杯予選でタイにてこずったけれど、自分で考えて打開する習慣ができていない日本選手が世界に追いつくことはできないだろうと思う。本当にサッカーを、子どもに愛情がある人が、この本を読んで「少年サッカーから変えなければいけない」と思ってくれたらいいのだが。
子育ての書としても、非常に参考になる。だが、謙虚で素直じゃない大人は、これを読んでも意固地になって一生失敗を繰り返し続け、子どもをつぶし続けるのだろうと思う。
とにかくこれを読んで、大人はみんなで素直に非を認めようじゃないか。