12ハウス、インターセプトの牡羊座0度、しかもノーアスペクトの土星を持つため、西洋占星術のどんな本を見ても自分の土星の意味を理解できず、迷っている時にこの本に出会いました。「人格の統合や調和」を念頭に置いて読むなら、これは非常に読む価値のある本です。
一言で表現するなら、「知的且つ冷静に考察できる方」には推薦できる書であり、「この本に救いを求める方」には不向きです。他の方も書いていらっしゃいますが、心理学という観点からアプローチしている内容のため、ある程度「無意識の領域」への理解がないと受け入れ難いかもしれません。自分の無意識へ降りて自らの手で傷ついた心のかけらを拾い集めるような意味合いが強いと思います。表面的にでも癒される言葉は殆どありません。
読む時の注意点:
・訳者も書いているが、サインとハウスが同一に扱われている(魚座にある土星と12ハウスにある土星は同じ項目)。個人的にはハウスとして読む方がしっくりきた。
・あくまでも自分の出生図の土星を読むための本。土星は本人にとって喜ばしくない出来事を引き起こす場合が多いが、逆に欠点を克服する素晴らしい手掛かりをもたらす。それを理解して読んだ方がいい。
少し残念な点:
・心理占星学の本を初めて読んだせいもあるが、西洋占星術の要素が思ったより薄いように感じた。心理学的考察を、西洋占星術というツールを使って述べている本として読んだ方が良いかもしれない。
・アスペクト解釈に関して、ノーアスペクトの場合が書いていない(土星ノーアスペクトの人は不満かも)。