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サステイナブル・スイス―未来志向のエネルギー、建築、交通
 
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サステイナブル・スイス―未来志向のエネルギー、建築、交通 [単行本]

滝川 薫
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,415 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

豊かな自然を育む生活文化を背景に、国・自治体の力強いリーダーシップと先進的政策、専門家、企業、市民の熱心な活動が一体となって社会の持続可能性を高めてきたスイス。持続可能なエネルギー利用、快適で美しいエコ建築、クリーンで便利な交通を実現する、小さな環境先進国のポテンシャルを豊富な図版とともに紹介する。

内容(「BOOK」データベースより)

豊かな自然を育む文化、行政の強いリーダーシップ、成熟した市民社会が生む―持続可能なエネルギー利用、快適で美しいエコ建築、クリーンで便利な交通。

登録情報

  • 単行本: 223ページ
  • 出版社: 学芸出版社 (2009/5/30)
  • ISBN-10: 4761524626
  • ISBN-13: 978-4761524623
  • 発売日: 2009/5/30
  • 商品の寸法: 21 x 15 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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7 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By マルチちゅ トップ1000レビュアー
形式:単行本
 本書はスイスの環境対策について、エネルギー、建築、交通の3点から紹介した本です。
 スイスは豊富な水力を使っての水力発電が盛んですが、これに風力や太陽光、バイオマスを加え、多様なエネルギー源を整備しつつあります。しかし技術的な問題とあわせて経済的な解決もスイスは上手で、再生可能電力の原価保証買い取り制度やグリーン電力証書によるエコ電力の選択購入など、市場を通して再生可能エネルギーを普及させる手法が発達しています。
 建築分野は驚くほど発達しており、年間20lの灯油が必要だった住宅が法基準で現在9l、技術的には4lまで可能になっています。高気密高断熱、熱交換システム、木質バイオマスやパッシブソーラーなどを使って、健康にもよく、経済的にも高パフォーマンスを実現しており、日本の立ち遅れを痛感しました。また、交通分野も高い鉄道利用率やカーシェアリング、モーダルシフトなど多くの先進事例があります。
 しかし本書はスイスのうまく行っていない事例も公平に紹介しており、それが逆に大いに参考になります。エネルギー業界の強い反発によって化石エネルギーへの課税が進んでいないこと、市民が大型の自動車を好むことなど、意外と遅れている面もあります。住民投票や地域での話し合い、対立など、その歩みの変遷も紹介されていて、日本での検討・導入の際に参考になると思います。
このレビューは参考になりましたか?
7 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
著者は、20代からスイスに在住、この十年間の環境ジャーナリストとしての環境や建築の省エネを中心とした精力的な調査研究、著作活動がこの書に凝縮されている。環境政策から建築・バイオマス・交通とその守備範囲は広く、洞察は深く、指摘は鋭い。「日本の省エネは世界最高水準でもはや限界」などという迷信を払拭してくれる爽快な書であるとともに、これだけ省エネ、温暖化対策に頑張っているスイスでも電力と交通に課題を抱え、苦戦しているという報告は、日本の温暖化対策の将来がいかに厳しいものになるかを浮き彫りにしている。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ladymarmalade トップ500レビュアー
形式:単行本|Amazonが確認した購入
スイス在住の環境ジャーナリストによる著書。内容は、著者の覚え書きのようなものが多い。情報やデータは真摯に収集して、具体的なスイスの政策、現状を丁寧に日本の読者に紹介しようとする意図は伝わるのだが、いかんせん著者の一般的な知識が不足しているため、しっかりと整理されていない印象を強く受ける。すなわち、情報伝達者としてのジャーナリストとしての著者の力量が足りないのである。そういうこともあり、読みづらく、また、雑ぱくな印象を強く受ける本である。

また、日本語がこなれていない。例えば、次のような文章がある。
「電力消費量の16%を締める主要家電は、エネルギー・ラベルによりエネルギー効率の良い順にA〜Gに格付けされている。そのうちAクラス以下の製品の販売を禁止する」(p.24)。
これは文字通り取ると、Aクラス以下の製品といったら、すべての製品が該当する。おそらくBクラス以下の間違いなのであろうが、本書は、このように日本語としての論理性に問題がみられる文章が少なくない。あと、気になる点は「・・・を期待している」という文章が多いことである。この著者が有名人であるならともかく、正直、著者が期待していることなど、読者としてはどうでもいい。

ということで、読むに値しない本であると指弾してしまいたい気持ちがあるが、一方で著者は、非常に素直に、善意を持ってして、サステイナブルな問題をどうにかしたいという意図から本書をまとめていることが伝わってくる。そして、スイスの現状や政策を頑張って整理しようとしていることは理解できる。また、幾つか、興味深い事例の紹介もある。例えば、再生可能エネルギーの促進によって、ベルン州の山岳地方に1000人分の雇用が創出されると予想されているために、再生可能エネルギー普及政策が支持されたことや、貨物交通をモーダルシフトするために、憲法に「アルプス保護条文」が追加されたことなどである。

それらを考えると、今後の著者の活躍を期待して、あまり悪い評価をしたくない気分にもさせられる。少なくとも、スイスはよくて、日本は駄目、といった紋切り型で片付けない点は、他のとんでも事例本よりは遙かに優れていると思われる。ということで三つ星評価にするのと、今後の著者の精進を期待したい。上目視線の書評で申し訳ない。
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