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サグラダ・ファミリア [聖家族] (集英社文庫)
 
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サグラダ・ファミリア [聖家族] (集英社文庫) [文庫]

中山 可穂
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

新しい家族の形を描く傑作恋愛小説
主人公・響子のもとに、かつての恋人・透子がシングルマザーとなって現れた。レズビアンのカップルと赤ん坊の不思議な関係は透子の死によって壊れるが……。新しい家族を描く。(解説/北上次郎)

内容(「BOOK」データベースより)

将来を嘱望されながら、ある事件をきっかけに落ちぶれてしまったピアニスト響子。酒に溺れながら孤独に生きる彼女のもとに、かつて恋人だった透子が戻ってきた。ある日突然、赤ん坊を抱いて。しかし、女同士のカップルと赤ん坊の不思議な関係は、突然の透子の死によって壊れてしまう。希望を失いかけた響子の前に一人の青年が現れた―。切ない愛と新しい家族のかたちを描く、恋愛小説の傑作。

登録情報

  • 文庫: 224ページ
  • 出版社: 集英社 (2007/10/19)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4087462242
  • ISBN-13: 978-4087462241
  • 発売日: 2007/10/19
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.4 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 43,500位 (本のベストセラーを見る)
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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 香桑 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
中盤を過ぎたところから、ページを繰るたびに涙が出ては文字が読めなくなった。
本を読んでここまで泣いたことは、ついぞ思い出せない。
知り合いの訃報を聞いたときに流せなかった涙を、ようやく流すことができた。

偽装結婚に養子縁組。
そこに血の繋がりはない。性の関わりもない。でも、愛なら。
目前に不在の人への愛だけで結ばれた家族は、だから、とても聖なる家族、奇跡のような家族だ。
愛という神に捧げられた犠牲のようなものだ。生きることは祈ることに似ている。
彼ら、聖別された家族が、いつまでもその神を忘れずにいられたらいい。

愛が生活に飲み込まれることへの恐れや、心が壊れてしまいそうなぐらいに大きな喪失体験。音楽という芸術の高揚や、さまざまな人との出会いの妙。愛し愛されて、別れを重ねながら、今ここにいる自分というもの。
作者の主題はピアノの音に彩られ、とても美しい祈りと慰めに満ちた小説になっている。
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