まずは再発売されてよかった。とてもうれしく思います。(随分待たされましたが…)
すでに何度も観ている作品なのですが、今回もまたタルコフスキーの世界に満たされました…。
商品の仕様もとても良かったと思います。
特にジャケットデザインが嬉しい。生命の樹を植えるシーンはこの映画を象徴していますから…。
(このメーカーのDVDは少々値がはりますが商品は良いものが多く好感が持てます。 I●Cからの商品も見習って欲しい。『ストーカー』のデザインなど泣けてくる。似たような価格でもこのメーカーの商品には解説の冊子も付いてくるし、できればこのメーカーで出し直してくれないだろうか…。と思ってしまいます)
特典ディスクでは、タルコフスキーが終盤の驚異的な長回し(家が燃えるシーン)を演出する姿がを見ることができました。妥協なく取り組みながらも快活でときには《笑顔》も見せる姿が意外でした。
思いつめた深刻な映画…というのが本作の印象だったのですが、それだけでなく『ストーカー』や『ノスタルジア』での内省的なスタンスから未来への希望(いささか逆説的ではあるのですが…)といった意味を含んでいったのがこの映画なのかもしれない…。タルコフスキーの姿を観て(自分の中で)すこしまたこの映画の解釈が広がったように感じます。
そのほかタルコフスキーが息子と再会する場面や、病床から編集の指示しているシーンなどもあり、印象的で興味深いディスクでした。
全体的にみて納得できる良い商品だと思います。今回の再発売に感謝しています。