私は少々癖のあるSLGが好きなのですが、こんなにハマる戦略SLGをプレイしたのは
PS2初期の頃に発売されたリングオブレッド以来です(古)
イラスト担当の方が、ACで人気を誇る三国志大戦でもイラストを手掛けられている
杉浦善夫氏という事や、大塚明夫氏を初めとする声優陣の好みも相まって購入に至りました。
内容に関してですが、やはりシステムが肝となっています。
序盤をプレイしている時点では、システムの分かり難さ、敵との距離の関係、部隊の動かし方等、
手探り状態で慎重になってしまう為、意外と質素なゲームだなと感じるのですが、
ストーリーを進めて行く上で、システムの理解が深まり、同時に必殺技やスキル選択など
出来る事も増えて行く為、どんどん面白みが増して行きます。
また、戦略性にも富んでおり、例えば、この辺に敵増援部隊が出現するから
パンツァーファウスト(ロケットランチャー)を所持したキャラクターをここに移動させて
おこうとか、わざと移動距離の長いキャラクターを囮にし、敵の注意を逸らす等、
特長的なCOVERコマンドと合わせてプレイヤーの気配り次第で戦況を優位に運ぶ事が出来ます。
それに加え、敵味方共に必殺以外の武器(銃・剣など)での攻撃は命中率の概念が存在する為、
命中率30%だけど攻撃が成功したり、敵同士で誤爆することも稀にあり(笑)、
そういった駆け引きも楽しめます。
個人的に斬新だと思ったのが、主人公の周りを囲むメインキャラクターであっても
「戦死する」という点です。これは、仲間が死亡した状態のまま作戦を終了すると
次の作戦からは戦死したキャラクターはずっと使用不可となります。
勿論、作戦中であれば、仲間を復活させる事が出来るキャラクターも存在しますが、
上記の理由からキャラクターへの愛着が生まれ、タイトルにも書いた「ただ動かす」のではなく
本当に「部隊を統率」している感覚になれるという事です。
ただ、難点の一つとしてスキル選択の自由度が少々限られている気がします。
各スキルはレベル4が最高で(上限3のスキルもあり)活躍させればレベルは上がり易くなる訳ですが、
キャラクターによって前線向き、回復向きなどの能力差がある為、例えば、回復担当の
キャラクターは装備武器にも関係すると思いますが、中々スキルレベルが上昇しません。
しかしその点や、ミニマップの拡大機能が無い、グラフィックがいまいち等の他の方が
書かれている点を引いても良作と言えるだけの内容のゲームなので非常にお薦めです。