まず、標題作のサキュバス☆シリーズと他もう一シリーズでレズHシーンがありますので、嫌いな方は受け付けないかもしれません。 ですが、話の芯としては百合ですので、ストーリーは楽しめるかと。 そして個人的にこの本の真骨頂は後半に収録されている良質な短編4本ではないかと思います。 どの作品もなかなか密度が濃く、面白いです。 すごい目新しさのようなものはありませんが、話の魅せ方が上手く、読み込んでしまいました。 前半の恋愛系百合とは対象的に友情系の百合で、『つぼみ』なんかでよく見かけるタイプの作品です。 巻末後書きによれば、読み切りの短編はデビュー前に書いた作品だそうですが、普通に百合姫とかに載ってても違和感はない出来です。 今回唯一百合缶から個人で刊行してる作者ということで、掲載時にそれなりに反響があったのでしょうし、買って損の無い作品だと思います。 ちなみに、百合缶Feuilleに同作者の作品が載ってるので、気になる方は試し読みしてみるのも良いと思います。