ジュリー・アンドリューズの生声、演技、何もかも申し分ない傑作でしょう。良心的で、子供も大人も世界中の人が観ても歌ってしまうでしょう。大家族の家に家庭教師としてやってくる尼僧の勉強中のマリア。母を失った子供たちは、たくさんの家庭教師をなじってクビにする程母親を失った悲しみは深かったのです。
マリアが来た日から、何かが変わります。マリアは「歌」を愛し、素晴らしい歌声を持った家庭教師だったのです。
子供たちは次第に、愚劣、卑劣、傲慢、ケチ、貪欲、など人間につきものの悪い性格を持ち合わせていない真のマリア様のようなマリアに、心を開いていきます。
父と、マリアの間で育っていく愛の場面はラブストーリーであり、戦争という悲しい現実が伴う場面は悲劇であり、家族みんなで合唱するこの上ない素敵で感動的な歌の数々は、戦争という現実を乗り越えられる程強い力を持っています。歌とは、人間の悲しみ、様々な苦しみを救うことができる魔法なんだな、と思い、涙を流してしまいました。
ドレミの歌を知らない人はいないでしょう、エーデルワイスを知らない人はまずいないでしょう。この映画は傑作です。人の良心をくすぐる温かな映画です。
ミュージカル映画で、この作品は地球が滅びない限り永遠に人々に感動を与えることでしょう。