このCDは1997年に放送されたアニメ「時空転抄ナスカ」のサウンドトラックです。
このCDでは、元「G・clef」の斉藤恒芳さんや、ヴァイオリニストの葉加瀬太郎さん、そして東京藝術大学声楽科の卒業生のデュオであるエキセントリック・オペラと言った、豪華キャストでクラシック音楽を基調とした荘重な音楽を中心に成り立っていて、音楽として聴いてみると、決して「駄作」とは言えない物です。
しかし、音楽関係でこれほど派手に予算を注ぎ込んでしまった事が、却ってアニメ本体の台本や作画にしわ寄せが来てしまい、「音楽・キャストは一流、台本・作画三流」のアニメとなってしまい、アニメファンからは「駄作」の烙印を押される結果となってしまったのは、非常に残念な事です。それほど!までに日本のアニメ界は予算をケチる事しか眼中に無いのかとこのCDを聴いて、日本のアニメ界の現状を嘆いてしまいました。
アニメとしての成功や失敗を重視する視点からは、このサントラのCDの功罪が問われるのは無理もない事ですが、もしも他のアニメーターがもっと台本や作画をしっかりした形で再編成し、その上でこのサントラをそのまま再利用してリメイク版を作ってもらえる事を期待しているのは私だけでしょうか?