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サウス・バウンド
 
 

サウス・バウンド [単行本]

奥田 英朗
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (85件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,785 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

僕の父さんは元過激派とかいうやつで、いつも家にいて小説を書いている。学校なんか行く必要ないとか言うのだけれだけれど……。少年の視点を通して、変わり者の父に翻弄される家族を描く、長編大傑作!

内容(「BOOK」データベースより)

小学校六年生になった長男の僕の名前は二郎。父の名前は一郎。誰が聞いても「変わってる」と言う。父が会社員だったことはない。物心ついたときからたいてい家にいる。父親とはそういうものだと思っていたら、小学生になって級友ができ、ほかの家はそうではないらしいことを知った。父はどうやら国が嫌いらしい。むかし、過激派とかいうのをやっていて、税金なんか払わない、無理して学校に行く必要などないとかよく言っている。家族でどこかの南の島に移住する計画を立てているようなのだが…。型破りな父に翻弄される家族を、少年の視点から描いた、長編大傑作。

登録情報

  • 単行本: 535ページ
  • 出版社: 角川書店 (2005/6/30)
  • ISBN-10: 4048736116
  • ISBN-13: 978-4048736114
  • 発売日: 2005/6/30
  • 商品の寸法: 19 x 13.8 x 3.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (85件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
何故かモップス(吉田拓郎)の「たどり着いたらいつも雨降り」(子供バンドがカバー)を思い出した。

決してハッピーエンドではない。決して大団円ではない。レジスタンスは成されなかった。資本により自然は破壊される。

でもこの清々しさは何だ?

「心の中に傘をさして裸足で歩いてる自分が見える。」

少年は少年なりに素直で、恥ずかしがりで、母親に頼り、妹を想い、気になる女子がいて、友が好きで、父を煙たがる。

妹はロマンチックに憧れ、母に甘え、兄の後を追いかけ、父を煙たがる。

姉は父を煙たがるが、父を大人として理解する。弟妹を大人として愛する。

母は父を理解する。徹底的に愛する。

父は誰にも媚びない。そして自分を最も理解する。息子に向けて

「俺のようにはなるな。少し極端だからな。」

だが自分の立つべき位置は決して変えない。そしてその位置を家族全員が理解した時、家族の持つ美しさが立ち上がってくる。

家族をとりまく人達も生々しい。どこにでもいそうで、いなさそうな愛すべき人達。

例えこの世が土砂降りでも、心の中に傘をさして歩いていく。周りから見ればびしょ濡れでみすぼらしいのかもしれない。

しかしその心の中が見えた時、彼の姿はあくまでも誇り高く、気高い。
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16 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 夢追い虫 トップ1000レビュアー
形式:単行本
舞台は一部は東京。二部は沖縄。

家族は一部の後半である事件に巻き込まれ、

沖縄に引っ越して新生活をはじめるという流れです。

驚かされるのはこの一部と二部の違い!

まったく違う世界の扉を開け放ったかのように世界が変わる!

すごい!!二つの作品を読んだかのような満足感がありました。

東京での生活は主人公の二郎の“子供ながらの悩み”が主題。

しかし、子供といってもしっかりと

子供なりの責任のとり方を考えている。

この年代の子って大人が思ってる以上に大人?

子供の心のうちをのぞけます。

(それにしても向井君のような子供はホントにいるのでしょうか?)

二部は沖縄という開放的な地が舞台。

子供達は父の真の姿をはじめて目にします。

都会という場所は父の肌には合わなかった。

生き生きとした父の姿を見て、

子供達も次第と成長していく姿が微笑ましく、

爽快感の残るラストでした。
このレビューは参考になりましたか?
16 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
一言で言えば、面白い作品であった。534ページという大作であるが、長さを感じることなく、スラスラと読むことができた。
第一部は主人公二郎の家族が元過激派の父親に翻弄され中野から転居せざるを得なくなるまで、第二部は沖縄の西表島に転居後の生活が描かれている。
小学生から見た大人の世界、そして子供同士の世界がうまく書けている。なんと言っても主人公の一郎の人物像が強烈で、自分の身の回りにいたら確実に関わりを持ちたくないタイプの人物であるが、彼の発言・行動は、一見めちゃくちゃでありながら、現代日本の問題点を的確に捉えて筋が通っており、読んでいて面白かった。作者の全ての作品に共通するところであるが、泣かせどころ、笑わせどころを作るのが本当にうまく、楽しめる作品であった。

「最悪」「空中ブランコ」「泳いで帰れ」そして本作と、どの様なジャンルでも面白い作品にしあげてしまう作者は本当にすごい!

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父性
元活動家の両親を持つ小学生二郎少年の目線から描かれた、物語。... 続きを読む
投稿日: 10か月前 投稿者: ひろ
夏休み前の今こそ、小中学生に読んでもらいたい
1日で読破してしまうほど読み易いです。
前半は東京(中野)での暮らし、後半は沖縄(西表)での暮らしという構成になっています。... 続きを読む
投稿日: 11か月前 投稿者: tom
日本に収まりきらない型破り家族のお話
テレビで時々やっている南国の自給自足一家の特集
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投稿日: 15か月前 投稿者: riemann
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投稿日: 20か月前 投稿者: 高橋佐藤
もしも父親が社会から浮いた過激な存在だとしたら?
もしも父親が社会から浮いた過激な存在だとしたら?

この物語に出てくる主人公の父親は破天荒そのもの。... 続きを読む
投稿日: 22か月前 投稿者: Kaz
サウス・バウンド
はちゃめちゃなお父さんはまだ許せるけど、お母さんまで同じとはなんだか切なくなってしまった。
子供って大変だ。お姉さんがいてよかった。
投稿日: 23か月前 投稿者: xx
最悪
普通にお父さん気が狂ってるでしょ

いかなる理由があろうと、大衆に対し害為す者は、正当化されるべきではない。... 続きを読む
投稿日: 2009/12/6 投稿者: 忌々
軽いけど奥深いおもしろさ!
前半はやや単調だが、
中盤からどんどん物語がおもしろくなり、
沖縄に舞台が移るとそのおもしろさは倍加する。... 続きを読む
投稿日: 2008/12/21 投稿者: かさこ
常識的な息子と非常識な父親のギャップがよかった
因縁を付ける中学生とのやりとり、過激派の父の言動、沖縄への移住、何にも縛られず生きることの難しさなど、読み応えたっぷりだった。父親一郎の常識離れした極端な言動、そ... 続きを読む
投稿日: 2008/7/24 投稿者: コーキ
少年の通過儀礼
小学6年生の二郎くんの目を通して描かれる中野界隈のガキどもの模様、ちょっと変わった家族たち(特に家でフリーライターを自称し、作家を志す体もでかいが声もでかく、体制... 続きを読む
投稿日: 2008/6/19 投稿者: 月本夏海
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