登録情報
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
39 人中、37人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
この清々しさは何だ?,
By いおなお (大阪府吹田市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: サウス・バウンド (単行本)
何故かモップス(吉田拓郎)の「たどり着いたらいつも雨降り」(子供バンドがカバー)を思い出した。決してハッピーエンドではない。決して大団円ではない。レジスタンスは成されなかった。資本により自然は破壊される。 でもこの清々しさは何だ? 「心の中に傘をさして裸足で歩いてる自分が見える。」 少年は少年なりに素直で、恥ずかしがりで、母親に頼り、妹を想い、気になる女子がいて、友が好きで、父を煙たがる。 妹はロマンチックに憧れ、母に甘え、兄の後を追いかけ、父を煙たがる。 姉は父を煙たがるが、父を大人として理解する。弟妹を大人として愛する。 母は父を理解する。徹底的に愛する。 父は誰にも媚びない。そして自分を最も理解する。息子に向けて 「俺のようにはなるな。少し極端だからな。」 だが自分の立つべき位置は決して変えない。そしてその位置を家族全員が理解した時、家族の持つ美しさが立ち上がってくる。 家族をとりまく人達も生々しい。どこにでもいそうで、いなさそうな愛すべき人達。 例えこの世が土砂降りでも、心の中に傘をさして歩いていく。周りから見ればびしょ濡れでみすぼらしいのかもしれない。 しかしその心の中が見えた時、彼の姿はあくまでも誇り高く、気高い。
16 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
のびのびとした成長物語,
By
レビュー対象商品: サウス・バウンド (単行本)
舞台は一部は東京。二部は沖縄。家族は一部の後半である事件に巻き込まれ、 沖縄に引っ越して新生活をはじめるという流れです。 驚かされるのはこの一部と二部の違い! まったく違う世界の扉を開け放ったかのように世界が変わる! すごい!!二つの作品を読んだかのような満足感がありました。 東京での生活は主人公の二郎の“子供ながらの悩み”が主題。 しかし、子供といってもしっかりと 子供なりの責任のとり方を考えている。 この年代の子って大人が思ってる以上に大人? 子供の心のうちをのぞけます。 (それにしても向井君のような子供はホントにいるのでしょうか?) 二部は沖縄という開放的な地が舞台。 子供達は父の真の姿をはじめて目にします。 都会という場所は父の肌には合わなかった。 生き生きとした父の姿を見て、 子供達も次第と成長していく姿が微笑ましく、 爽快感の残るラストでした。
16 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
どの様なジャンルでも面白い作品にしあげてしまう,
By
レビュー対象商品: サウス・バウンド (単行本)
一言で言えば、面白い作品であった。534ページという大作であるが、長さを感じることなく、スラスラと読むことができた。第一部は主人公二郎の家族が元過激派の父親に翻弄され中野から転居せざるを得なくなるまで、第二部は沖縄の西表島に転居後の生活が描かれている。 小学生から見た大人の世界、そして子供同士の世界がうまく書けている。なんと言っても主人公の一郎の人物像が強烈で、自分の身の回りにいたら確実に関わりを持ちたくないタイプの人物であるが、彼の発言・行動は、一見めちゃくちゃでありながら、現代日本の問題点を的確に捉えて筋が通っており、読んでいて面白かった。作者の全ての作品に共通するところであるが、泣かせどころ、笑わせどころを作るのが本当にうまく、楽しめる作品であった。 「最悪」「空中ブランコ」「泳いで帰れ」そして本作と、どの様なジャンルでも面白い作品にしあげてしまう作者は本当にすごい!
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
最近のカスタマーレビュー |
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|
|
|