「変わりゆく」とは言えないくらいのゆっくりとしたスピードで、しかしながら
着実な変化を遂げているサウジアラビアについての入門的解説書です。
サウジアラビアではその名前の由来でもある王族のサウード家が重要なキーを
握っている訳ですが、それ以上に事態を複雑にしている宗教界、教育界、
経済界などを中心に現在のサウジアラビアがおかれている状況を現王家の
成立過程から紐解き、他のアラブ諸国との違いを明確にしていきます。
最近でもニュースにサウジのオイルマネーについての話題が時折見られますが、
これらが溢れてくる過程を一旦見ておくと、これからの日本の地政学的視点からの
あるべき姿が見えてくるのかもしれません。