サイボーグ009で、何度か登場する「時空間漂流民」が再び現代へ移民を仕掛けてくるストーリーです。
読んでいてはっとしたのは、映画「ターミネーター」と設定が似ていることです。
003が、時空間漂流民に誘拐されるところから物語がはじまります。
時空間漂流民とは、人間の未来世界でハルマゲドンがおき滅亡しかかった時に、タイムマシンを使って別の時代に移住するという計画を建てます。
後世代に影響を残さない時間帯を選ぶようにするのですが、タイムマシンの故障で度々予定外の時代に行ってしまいます。
そうしているうちに遂にタイムマシンが事故で、亜時空間世界に閉じ込めれてしまいました。
そこから脱出しようとする推進派と亜時空間で暮らそうという穏健派に分裂して対立が生じました。
その影響が、現代に及んでいます。
003の子孫が、移民反対の穏健派のリーダーなので、その先祖を移民推進派が襲ったのです。
未来人がその子孫を絶つために先祖を襲う、という発想です。
そこから、この巻では、サイボーグ戦士が世界中のあらゆる場所で未来人亜時空間からの移民を阻止をします。そして、その解決方法は・・・・。
時間とは何ぞや?という問いにギリシアの大哲学者アリストテレスでさえ答えられなかったと言います。
SFではその時間を扱う作品が多くあります。
SF界の大御所ともいえる石ノ森氏の時間に対する考えが作品にも反映されていると考えられます。