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サイボーグ・ブルース (角川文庫 緑 383-1)
 
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サイボーグ・ブルース (角川文庫 緑 383-1) [文庫]

平井 和正
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登録情報

  • 文庫: 308ページ
  • 出版社: 角川書店 (1974/09)
  • ISBN-10: 4041383013
  • ISBN-13: 978-4041383018
  • 発売日: 1974/09
  • 商品の寸法: 15 x 9.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 559,235位 (本のベストセラーを見る)
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By and-rei
角川でアニメ化された『幻魔大戦』シリーズの原作者として知られる平井和正氏は、日本では、手塚治虫と並んでサイボーグやアンドロイドもの近未来SFの草分け的存在でもある。TVシリーズ『エイトマン』の原作者でもある彼の『サイボーグ・ブルース』は、初版刊行(1974年)から30年近く経った現在でも古さを感じさせない。

 戦闘用高速戦車、超人的な運動能力と怪力を持つサイボーグ捜査官、サイボーグ暗殺者、無国籍的なメガロポリス、「電脳」ならぬ「電子脳」を持つサイボーグ同士しか使えない超音波通信など、人気漫画『攻殻機動隊』に登場するほとんど全てのアイディアはすでに『サイボーグ・ブルース』の中にあったと言って良い。舞台がアメリカで主人公が黒人サイボーグであり、人種差別的な扱いを受けるところや、彼のサイボーグ化の原因にもなった警察と国際的犯罪組織の癒着など、人間社会の暗黒面を抉り出す平井氏の視点は鋭く、それを扱う手さばきも見事である。

 簡潔な文体と明瞭なヴィジョンは、技術解説的な説明ばかり多い最近の英語圏SFとは違う、往年の日本SFの良さを再認識させてくれる。物語的には未完ながら、サイバーパンクや『攻殻機動隊』のファンには必読書と言ってよかろう。

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