新聞・TVなどの大マスコミの退潮と、ブログなどを通じたネットジャーナリズムの躍進、それらを踏まえたジャーナリズムの未来などをコンパクトに詰めこんでいる。5人の論者が寄稿しているが、文庫本でページ数も少ないため、それぞれの内容に深さはあまり感じられなかった。この本で現在のマスメディアについて興味を持った方は、各著者の著作にも触れることをオススメする。
本書弟二章には「ジャーナリズムは社会をよくするためにある」と述べられている。大マスコミがまったく報じない情報で、ブログなどネットを通じて個人から貴重な情報を多数得る機会が最近あった。ここ1ヶ月、世間を騒がせ続けた酒井法子および押尾学の薬物事件についての情報である。上記の情報は個人的な趣味で書いてあるものもあったが、その多くは意識的か無意識的かは分からないが、日本社会の闇にメスを入れ、真実を多くの人に知ってもらい、「世直し」するために情報を開示しているように感じられた。
蛇足になるが、他のソーシャルメディアよりも「リアルタイム」な更新が容易なTwitterが、更に個人の情報配信のスピードおよび量を加速させることだろう。