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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
生きる上での大切なこと,
By カーロス・リベラ (ベネズエラ) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: サイダーハウス・ルール [DVD] (DVD)
孤児院の片隅で「違法」の堕胎を行うラーチとその助手のホーマーを核に、青年ホーマーの成長を描いたさわやかな映画です。外に出て初めて分かる、世界の理。離れて分かる人の優しさ。反発しながらも、正しさに気づき、受け入れてくことの大切さ。生きるために大切なことがつまっています。 最後のホーマーの本の朗読のシーン。そして、その後の子どもへの語りかけが、この作品のすべてを表していると思います。
8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ルールでは割りきれない世の中,
By きくぐみ (寝屋川市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: サイダーハウス・ルール [DVD] (DVD)
メイン州のニューイングランドにあるセント・クラウズ孤児院で育ったホーマーは、孤児たちにとって良き兄貴分。親代わりのラーチ院長は、助産の他に堕胎も施している。ホーマーも院長の仕事を手伝うが、当時は禁止されている堕胎に賛同できない。ある日、ホーマーは手術に訪れた若い美女キャンディとその恋人の軍人ウォリーと出会う。彼らによって違う世界への憧れを抱いたホーマーは、孤児院を去ることを決意する。・・・作品全編に流れる穏やかであたたかい雰囲気と音楽、そしてメイン州の牧歌的な風景が心を和ませてくれます。オープニングを見た瞬間、「この映画絶対好き(になりそう)だ!」と思いました。 この映画の登場人物は、それぞれが表と裏の面を持っているように思います。みんないい人だけれど、同時に重い問題も抱えている。その二面性が、登場人物たちの人間味を感じさせます。堕胎や学歴詐称など、社会のモラルに反したこともたくさん出てくるけれど、それらの行為の背景には確固たる信念や愛情がある。単なるモラルやルールでは割り切れないことが世の中にはたくさんあるんだ、と教えられたような気がします。 純朴な青年ホーマーにトビー・マグワイア、神々しい美女キャンディにシャーリーズ・セロン、ラーチ先生にマイケル・ケイン、リンゴ園の親方にデルロイ・リンドと、キャストに演技派俳優が揃っていて、実に見応えのある映画でした。
11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
人生の在り方,
By theory-s.t (埼玉県桶川市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: サイダーハウス・ルール [DVD] (DVD)
孤児院という閉ざされた空間で、主人公・青年ホーマーは、父でもあり医学の師でもあるラーチに様々な人生の教訓を教えられ成長していく。そんな中、ある一組のカップルが孤児院に訪れる。そして、ホーマーは彼らから外界の話を聞き、孤児院を出ることを決意する。あらすじを一見すると「青年の旅立ちの物語」だと解釈されるだろう。確かにそうではあるが、しかしこの物語は一言で語れるような小さなスケールの物語では決してない。一般的に言って(近年その傾向は変わりつつあるが)、ハリウッド映画は商業的で大衆的作品を好む。(大抵の作品がそう評される様に)「真実の愛」と題を打ってしまえばしまうほど、「美」や「愛」を過度に華美に演出してしまい、逆説的に現実の真実の「美」や「愛」を遠ざけてしまう。 メイキングで監督や脚本担当兼原作者のジョン・アーヴィングがそう指摘しているように、現実社会は(大衆映画が扱っているような)美しく明るいことばかりではなく、むしろ不条理で理不尽な暗いことの方が多い。そんな現実社会を片方に偏ることなく真正面から真摯に語ったことこそが、多くの人々に受け入れられた要因であろう。 ホーマーは外界に出ることによって、ラーチに教えられたこと以上に人生の意味を悟る。そう、タイトルにあるように、人生には「ルール」など存在しないということを。あるリンゴ農園の小さな「ルール」は、人間にとって大事なものを我々に語っているのである。
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