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サイダーハウス・ルール〈上〉 (文春文庫)
 
 

サイダーハウス・ルール〈上〉 (文春文庫) [文庫]

ジョン アーヴィング , John Irving , 真野 明裕
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

"望まれざる存在"として生を享け、堕胎医への道をたどる孤児ホーマーを主人公に、独自の視点で人間の生の営みを描いた傑作長篇

内容(「BOOK」データベースより)

セント・クラウズの孤児院で、望まれざる存在として生を享けたホーマー・ウェルズ。孤児院の創設者で医師でもあるラーチは、彼にルールを教えこむ。「人の役に立つ存在になれ」と。だが堕胎に自分を役立てることに反発を感じたホーマーは、ある決断をする―。堕胎を描くことで人間の生と社会を捉えたアーヴィングの傑作長篇。

登録情報

  • 文庫: 532ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (1996/07)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4167309645
  • ISBN-13: 978-4167309640
  • 発売日: 1996/07
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.9  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 106,708位 (本のベストセラーを見る)
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11 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
素晴らしい 2005/9/14
形式:文庫
 サイダー・ハウス・ルールズとはいったい何のことなのだろうと思いながら、
読み始めた。他の方も書かれているように、いかにも小説らしい小説であると、
読了し思った。縦横に張られた伏線、次に起こることを予感させる流れ、
戯画化とまではいたらないまでも、滑稽に描き出される登場人物、などなど。
現実の人生における様々な局面を切り出し、一つの大きな物語にまとめ上げている。
この作者らしい作品だった。結論として、これまで数え切れぬほど読んだ小説の
中でも、ベストのものだと思った。堕胎についての描写や、孤児院、果樹園、
季節労働者の描写など、読む人によって、注目する場所が異なるであろう。
私は、愛には様々なかたちがあること(家族や恋人に対するものだけ
でなく)、また、ヒーローであり続けるとはどういうことであるか、を書いた
物語だと感じた。ジョン・アーヴィングの作品にまだ触れたことのないかたに、
最初の一冊としてお薦めしたい。
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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By lea
形式:文庫
 この作品は映画化されてますが、どちらが先の方が良いのか迷うところです。映像はとても美しく、配役もはまり、原作に忠実だと思いました。ただ映画は小説のエッセンスを表現しているだけなので、必ず原作を読むべきです。感動します。

 存在からして否定された事実を背負って生きていかなければならない孤児達に、「人の役に立つ存在になれ」と教育する孤児院長ラーチ。救いのない、哀しいエピソードの数々で構成されているのにこの作品が感動を呼ぶのは、孤児ホーマーがこの教えを実践しているから。

 盛り沢山のストーリー、深いテーマ、さらに社会に対する問題提議(中絶に関して)を持つこの作品は、作家アーヴィングの一つの到達点だと思います。ただ、堕胎医療の描写は細かすぎて、私にはグロテスクでした。しかし、この偏執性もアーヴィングの特徴でしょう。

 

 

 

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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Tack 殿堂入りレビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
ラッセ・ハルストレム監督の同名映画の原作です。映画の脚本もアーヴィング自身が手がけていて、この重厚な長編小説のエッセンスを見事に凝縮しています。この原作には映画で省略されているたくさんの人物やエピソードが入っており、脚本化の苦労が思われました。

メイン州の田舎にあるセント・クラウズ孤児院。そこには望まぬ妊娠をした女性たちが孤児を残していったり、非合法の堕胎=中絶を施されています。固い信念で堕胎を行うラーチ医師に、いつしか助手となる"もらわれなかった孤児"ホーマー。しかし、ある日現れた若いカップルに惹かれ、ホーマーは師であり父であるラーチから離れていきます。

初めて孤児院から出た彼は、愛や苦悩、後ろめたさという世界のルールに触れていくのです。
堕胎、近親相姦などの重いアイテムを、数閏年に渡るラーチとホーマーの半生で描く本作は、アーヴィングらしい重厚な小説ですが、同時にさまざまなエピソードがどんどんページを進めてくれる、エンターテイメント性も高い作品だと思います。

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