本誌とWEBを併用してチェックしているが、今月号は「踊る大捜査線3」のコラムが面白かった。
この作品、さすがに実写日本映画として歴代No.1の前作を超えるに至らず、なぜ大ヒットさせられなかったのか(他の邦画や低迷している洋画にくらべれば、大ヒットの部類ですが)を3者が解説をしていが、中々解析が鋭く突いている。
「3」を持って作品が劣化したのではなく、すでに「2」の時点で、「踊る〜」が本質を失っていたのだということ。コアなファンにわかる部分と一般ピープルに分かる部分の棲みわけがあいまいになり、不必要なシーンが増えていった流れ、そしてそのズレを修正できないまま「3」に至ったことなどなど。しかし、本誌ではこうしたテレビ局映画を完全否定はしていない。むしろTV局映画がヒットを出さなければ、間違いなく日本映画は低迷期に戻ると警鐘をならしている。
このあたりが、TV局映画が映画という芸術を劣化させたと定義する映画マスコミ人と対立していて中々面白い。