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サイコバブル社会 ―膨張し融解する心の病― (tanQブックス)
 
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サイコバブル社会 ―膨張し融解する心の病― (tanQブックス) [単行本(ソフトカバー)]

林 公一
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

今、精神病については数々の情報が公開されています。これにより患者への理解や対応が深まっている一方で、何にでも病名がついたり、あるいは素人が思い込みで勝手に病名をつけようとしたりする傾向にあります。落ち込みと鬱、個性と発達障害の境目はどこなのか? 病名で分類されるということは果たして良いことなのか? 氾濫(バブル化)する精神病情報を正しく読み解くための1冊。

内容(「BOOK」データベースより)

心の病については数々の情報が公開され始めた。そして、周囲の理解や対応が深まる一方で、歪みも生じている。際限ない「自称患者」にどう対応するべきか?治療や司法のための「レッテル貼り」は排除や差別にならないか?社会に蔓延(バブル化)する心の病をとりまく現象に、精神科医が一石を投じる。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 248ページ
  • 出版社: 技術評論社 (2010/6/25)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4774142735
  • ISBN-13: 978-4774142739
  • 発売日: 2010/6/25
  • 商品の寸法: 18.8 x 13 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本(ソフトカバー)
「擬態うつ病」「それはうつ病ではありません」の林公一氏の
最新作。啓蒙活動によって病気として「市民権」を得たうつ病
をはじめとして、アスペルガー、アルコール依存症、PTSDの例を
引用し、バブルと化した現代の精神病について議論しています。

啓蒙活動で精神病が市民権持ったため、半知半解の理解で精神
疾患が語られ、ノーマルの範囲の人間を医学的治療の対象にする
「アブノーマライゼーション」が横行しているとの見解には
大きく同意します。うつ病関連の本を読めば読むほど、DSM-IVに
よる診断では新型うつ病の蔓延を阻止しがたく、客観的な指標
も少ない診断においては、自己申告を優先せざるを得ないし、
精神クリニックの増加は、それを助長しかねないと思います。

筆者の心配は、上記状況が拡大するとやがて大多数の人から
精神医学が信頼を失う「ネオ反精神医学」が台頭し、一方で
医学の進歩は失恋などの「人間としての通常の落ち込み」さえも
解決できるようになり、やがて病気と正常の境界すら溶解させて
本当に必要な人に医療や配慮がいきわたらなくなるというもので、
大変説得力がありました。

以前、私が聴講したメンタルヘルス研修では、メンタル対象者が
どの病気か(従来型うつ、新型うつ、適応障害、発達障害・・)を
を適切に判断することが重要で、対応を誤ると長引く・・との
話を聞きましたが、診断するのは医者なので我々としてはどう
すればいいのか疑問でした。職場の理解も重要ですが、診断書の
インパクトは決定力があります。その意味でも精神医学会には現状
を内省してもらい「サイコバブル」を食い止めて貰いたいものです。
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形式:単行本(ソフトカバー)
まず、読みやすい。そして、解りやすい。査定担当者として心因的素因をどう捉えるかは悩むところだが、見えない「こころ」をどうとらえるかの手助けになる。
特に、どこまでが精神科の治療領域なのか、事故で言えばどこまでが補償範囲なのかに重ねて読むとかなりすっきりします。賠償科学界でも指摘されましたが、心療内科や精神科の開業数とうつ病患者の増加のグラフが一致する点は治療域の拡大が医師によって行われているようにもみえ、考えさせられます。
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形式:単行本(ソフトカバー)
サイコバブルは根深い問題である。
日本では精神医学の知識が広がっていない。
うつ病やアスペルガ―やADHDのことを理解している人は少ない。統合失調症や双極性障害、パーソナリティ障害、そして森田療法のことを知っている人はもっと少ないだろう。
そのため、治療側において大きな混乱を招いているのである。
例えば、新型うつ病のことである。
適応障害やパーソナリティ障害のようなうつ病でない精神疾患を「新型うつ病」と名付けてしまってうつ病の人に迷惑を与えてしまっている。
また、歴史が浅いせいか投薬治療に抵抗を持つ人も少なくない。しかし、たいていの精神疾患は薬を飲むことから治療が始まるものである。
うつ状態のひどい時はカウンセリングを受けることはできない。この状態でやると本人を追い詰めてしまうであろう。
今後の精神医学の課題は知識の普及が目的であろう。
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