Carl J. Sindermann著 "Winning the Games Scientists Play", 1982の翻訳が本書です。
本書の『前書き』の書き出しは「科学の分野で優れた業績を上げるためには、何といっても対人関係の巧みな処理が重要である」で始まり、1970年代の知見をもとに1980年代の「科学のゲームプレイ」を行なうにあたってその戦略とルールを教示することが述べられます。
本書の発行から20年を経た現在、女性研究者の増加など、状況は変わってきていますが、外部の権力との付き合い方をはじめとして現在も通用する記述が多いと思います。
「純粋に科学を!」と願って研究の道に入った研究者にとって、このような本は見たくない本の最初のランクに入るのかもしれません。しかし、「自分の望む研究を行なうために」と割り切って、本書をよい研究成果の創出に利用して欲しいと思います。