カルロス・ゴーンの言っていることは、人の長所を伸ばし組織と共に成長する、というごく常識的な内容だ。
しかし、それが日産をV字回復に導いただけに力を持っている。
しかし読めば読むほど(というか、後半になると)、インタビュアーの朝日新聞・後藤絵里の質問のヌルさにフラストレーションがたまる。この人は、ゴーンという人間の魅力の十分の一も引き出していない。
ゴーンは自分でたくさんの失敗をした、といっているのに、それは何だったのか・その結果組織にどんな損害を与えどれだけの人を傷つけたのか・それからどう回復したのか、何故聞かない?
あるいは、自分を信じろと言ってその信頼を裏切ったらどうするか、どうしたか、その答えを何故探そうとしないのだろう。
そういうやり取りに、インタビュアー自身の社会で生きる厳しさが感じられないのだ。
多忙なゴーン社長の時間を割くことの意味がわかっているのだろうか。いくら気さくだっていったって、日産の社員にとっては雲上人だぞ。。。